かみさまのごはん。 [身辺雑記]
あれやこれやで毎日が慌ただしく過ぎていき、やっぱ師走なのねーと人並みに実感しております。
ソネブロのトラックバック企画（下記リンク参照）を利用して、近況報告をば。
あなたの今日のごはんをトラックバックで教えてください！
先週、旅から帰ってまもなく、90歳近い叔父が入院先で亡くなったとの知らせ。
この日曜日がお通夜でした。
叔父には子どもがなく、つれあいを亡くしてからは世間のつきあいからもフェイドアウトしていたので、
きょうだいと甥・姪だけが集まっての、妙にリラックスした密葬となりました。
うちは形ばかり（？）の神道なので、お葬式もいちおう、神式です。
お坊さんではなく、神社の神官さんが仕切ります。
ちょっとドキドキするのが「みたま移し」の儀式。
新しい御霊代（みたましろ＝仏教の位牌にあたるもの）に故人の魂を移すのですが、
このとき部屋の灯りを消して、完全な真っ暗闇にするんです。
あいにく霊感がないので、何かの気配を感じたりはしないけれど、
目を開いているのに何も見えず、神官の声だけが朗々と響きわたるこの時間、
厳粛なというか、不思議な気持ちになります。
この儀式を経て、故人は守護霊になるんだそうです。
つまり、家の「神」になるんですね。
上の写真2点はその神様のお食事（神饌）で、海の幸と山の幸がてんこ盛りです。
この中で激しく気になったのは、ピラミッド上に美しく積みあがった卵の山。
「あれ、本物かしら？」
「生卵？ ゆで卵？」
「糊でくっついてるのかなー」
みんな興味津々だったんですけど、真相を聞きそびれてしまいましたー。残念。
ちなみに、神ならぬ私たち人間のごはんはこちら。
この日、ン十年ぶりに会ったイトコたちと同窓会のような盛りあがり。
なかなか楽しい一夜でありました。（いいのか？）
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旅行から戻られて、すぐの訃報だったようで、お忙しかったでしょう。
神式の葬儀の様子、やはり仏前とは違いますね。神様のご飯ですね。
で、当然ではありますが、人様のご飯、葬儀の時の夕飯は同じですね。
神式の葬儀は、多分一度だけ出た事があり、分からずに焦った記憶が。
あ、家の今夜の献立は「鶏団子鍋」と「野菜のかき揚」と「ザーサイ」です。
by (2007-12-04 01:48)
◇xml_xslさん、nice！ありがとうございます＾＾
by チヨロギ (2007-12-04 02:26)
◇saraさん◇
数週間前から覚悟と準備はしていたんですが、
いざとなると密葬でもやっぱり決め事はいろいろとあって、
電話連絡と諸々の準備に忙殺されてしまいました(^^;)
葬儀の作法って、同じ神道でも神社によって微妙に違うみたいで、
私も毎回とまどったり、あせったりしています（笑）
なになに、鶏団子鍋？ 野菜のかき揚げ？
これからそちらにお邪魔してもよろしいでしょうか～(⌒￢⌒*)♪
by チヨロギ (2007-12-04 02:27)
神道の葬儀には出席したことがないので、とても興味深く（失礼）読ませて頂きました。
お供えするものも、野菜などはむき出しなんですね。
半分に切った大根に妙にリアリティが。笑
卵は生だと思います。（きっぱり）
ゆで卵だったら、手を加えたことになるから、むきだし精神を外れてしまいます。。なんて、これは私の願望？ですが。
お葬式が同窓会のような雰囲気、とても分かります。
小さい頃親しかったイトコたちと、何かないと、なかなか会えませんものね。
by 柴犬陸 (2007-12-04 10:06)
ご愁傷様でございます。
卵のピラミッド！素晴らしいですね！
もし生卵だったら・・・。うーん、静かに歩かなくては・・・。（＾＾；
叔父さま、従姉弟や親族と会う機会を作ってくださったのでは、ないでしょうか？
守護霊となって、今もチヨロギさん一族を見守ってくださっていることでしょう。
by びっけ (2007-12-04 19:10)
まずは、叔父様のご冥福を申し上げます。
９０歳近く、ということは今年亡くなった椎名の父方の祖父と同じくらいですね。
やはり、入院先で息を引き取りました。
＞なかなか楽しい一夜でありました。（いいのか？）
とのことですが、その方がかえって故人は喜ぶのではないでしょうか。
そう椎名は思うんです。
まあ、人それぞれかもしれませんが。
やっぱりしんみりしているより、にぎやかな方が空の上で安心してられるでしょうしね。
by NO NAME (2007-12-04 19:30)
大変に失礼をいたしました。
上の書き込みは椎名のものです。
チヨロギさん、ごめんなさい。
by 椎名 (2007-12-04 19:31)
叔父様のご冥福を お祈り申し上げます。（-人-）
神式のお葬式には参列した経験がないので、興味深く読ませていただきました。
「みたま移し」ですか。。。私は こんな感覚も 多分 鈍い方と思うので、参列
してても、何も感じないんだろうなぁ。身内だったら ちょっと寂しいかも。
（/＿Ｔ ） トホ。。。
ところで。この課題から 「かみさまのごはん」題名とは、発想が秀でてますね。
私も、ＴＢ企画 書いてみよ～う。(^_^;A)
by 流星☆彡 (2007-12-04 20:26)
ご冥福を お祈り申し上げます
この時期 訃報が多いです
自分も先週はお通夜の受付をしてました
本来宗教は一つなので
結婚式は神教、葬式は仏教は違和感を覚えています
葬儀によって親族が会うしきたりは 面倒でもあり楽しくもあり
複雑な思いがありますが 故人を偲び 密葬がいいですね
（会社関係などをなぜ呼ぶのか 風習に疑問を思います）
自分の葬儀は楽しく出来るように 長生きして
みんな 平和に暮らせるようにしたいものです
by てつろう (2007-12-04 22:35)
◇たねさん◇
はじめまして。ご訪問とnice！をありがとうございます＾＾
by チヨロギ (2007-12-05 04:14)
◇柴犬陸さん◇
少しめずらしいかも？ と思ってご紹介しましたので、
興味をもっていただけて大変嬉しゅうございます＾＾
とくに今回は身内だけの気楽な式だったので緊張感がなく、
それぞれカメラや携帯をもち出しての撮影大会になってしまいました（笑）
“むきだし精神”・・・なるほど、納得です！
じゃあ卵は絶対、生ですね。さわらないでよかったー＾＾；
東京に住むイトコとさえなかなか会うチャンスがありませんでしたが、
子どものときの面影そのまんまにオジサン・オバサンになっていて、
おたがい大笑いでしたw
by チヨロギ (2007-12-05 04:15)
◇びっけさん◇
ありがとうございます。
ピラミッド卵（←勝手に命名）、すごいでしょー？
もし地震が起きたら、大変なことになってるでしょうね(^^;)
＞従姉弟や親族と会う機会を作ってくださったのでは
そうかもしれませんね。
一緒におしゃべりを楽しんでくれたかな～＾＾
by チヨロギ (2007-12-05 04:16)
◇椎名さん◇
お名前の件、こちらこそ再度書き込んでいただいて恐縮です。
椎名さんのお祖父さまも同じぐらいの年齢だったのですね。
叔父は、最後は半年ほど入院していたのですが、
好きなことをして、満足な人生だったのではないかと思ってます。
＞しんみりしているより、にぎやかな方が空の上で安心してられる
私たちも同じことを話していたんですよ～。
少しでもにぎやかにということで、甥・姪たちにお呼びがかかったんです。
その意味では充分お役目を果たしたのではないかと（笑）
by チヨロギ (2007-12-05 04:17)
◇流星☆彡さん◇
ありがとうございます＾＾
流星☆彡さんも霊感が薄い（？）ほうなんですね。一緒だ～☆
神式の葬儀は長いお経も説話もなく、いたってシンプルです。
（これは神官さんによるかもしれませんけど。）
「みたま移し」、初めての方はきっと驚くと思いますよ＾＾；
お化け屋敷だって、ここまで真っ暗ではありませんから（笑）
この話、TB企画としては無理やり？ な感もあったのですが、
流星☆彡さんにほめていただいたのでホッとしました～＾＾
by チヨロギ (2007-12-05 04:18)
◇てつろうさん◇
ありがとうございます。
てつろうさんも、お通夜の受付は大変だったことでしょう。
お疲れさまでした。
たしかに日本人は、初詣にクリスマス、除夜の鐘と
年間を通していろんな宗教儀礼を渡り歩いていますね＾＾
まあ、宗教は心のあり方というか、概念的なものですから、
私はあまり形式にはこだわっていません。
＞会社関係などをなぜ呼ぶのか 風習に疑問を思います
その意味では密葬が理想的かもしれませんね。
ただ実際問題として、故人が現役世代だと仕事関係のつきあいが多く、
密葬にしたあとからバラバラとお香典やお線香が送られてきたり、
自宅にわざわざお線香を上げに来られたりして、
遺族にとってはかえって大変な面もあります。
叔父の場合は現役を退いて長い年月が経っていますから、
その心配はほぼなかったわけです。
長生きはするものですね～＾＾
by チヨロギ (2007-12-05 04:21)
「みたま移し」
儀式と呼ぶのにふさわしい名前ですね！
by たかち (2007-12-05 15:34)
ご冥福をお祈り致します。
by noric (2007-12-05 15:52)
◇たかちさん◇
「みたま」は「御霊」と書きます。
「御霊移し」・・・ちょっと字面が「精霊流し」に似てるかも？
by チヨロギ (2007-12-05 20:06)
◇noricさん◇
どうもありがとうございます＾＾
by チヨロギ (2007-12-05 20:11)
訃報は寂しいお知らせではございますが、
叔父様も親族に見守られて御霊を神へと「移され」
きっと安心して奥様のもとへいかれたのではないでしょうか(^-^)
暗闇で儀式、
ドキドキしますが、神聖なかんじですね・・＾＾
by shikayu (2007-12-12 09:48)
◇shikayuさん◇
神様という柄ではない叔父でしたが ＾＾；
にぎやかな通夜を喜んでくれただろうと思います。
真っ暗闇での儀式は興味深いものでした！
ぜひビデオに撮影したかったなぁ・・・何も映らないけど（笑）
by チヨロギ (2007-12-13 01:30)
◇Kimballさん、いつもnice！をありがとうございます♪
by チヨロギ (2007-12-18 11:09)
あれ？コメントしたつもりが・・・
＞なかなか楽しい一夜でありました。（いいのか？）
がとてもウケテ・・・すみません
でもまったく違うのでフムフムと前回拝見していたのです
今年はいろいろな方との別れがあって 考える年でした
それだけ年を重ねているということなんでしょうけどね
by mizuiro (2007-12-25 18:22)
◇mizuiroさん◇
宗教や地域によって、儀式の形はずいぶん違いますよね。
mizuiroさんのところは集まる方々の数も多いし、お弔いの期間も長くて、
ほんとうに大変だったことと思います。
＞それだけ年を重ねているということ
そうですね。私の場合も今年は2人の叔父が旅立ちましたが、
いろいろ感じることは多かったです。
by チヨロギ (2007-12-25 23:47)