暖炉と煙突と屋根裏部屋 [そぞろ歩き]
子どものころに「好きな絵本は?」と訊かれたら、真っ先にあげるのはこれでした。
バージニア・リー・バートンの「ちいさいおうち」です。
のどかな田舎の丘の上に建っている、丈夫できれいなちいさいおうち。
ところが周りに道路ができ、高層ビルが建ち、街が発達するにつれて、
ちいさいおうちは煤で汚れ、見捨てられていき――。
美しい絵もストーリーも忘れられない、いまでも大好きな作品です。
この絵本の影響も大きいと思うんですが、小さいころの憧れといえば、
暖炉と煙突と屋根裏部屋のある小さな家に住むことでした。
とくに屋根裏部屋なんて、語感にも字ヅラにもうっとり。漢字5文字だし!(謎
そんな私にぴったりの掘り出し物を見つけました。