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ようやく丸屋根が [そぞろ歩き]

先週ちょこっと東京駅界隈に行ってきたのですが。
あの鬱陶しいフェンスがついに取り払われて、東京駅の駅舎が姿を現していました。



鹿島のホームページに、その概要が紹介されています。

もう、いつから工事が始まったか記憶にないくらい、ずーーーーっと工事中だった気がする東京駅。
完成はいよいよ今年の10月だとか。
楽しみです。


この日のお昼は、TOKIAにあるスペインバルへ。
そういえば社会人になりたてのころ、元の東京ビルに取引先が入っていて、時々おつかいに来てたんですよねー。
ン十年も昔の話ですけど。( ̄∇ ̄;)

パエリアのランチを注文しました。



みんなおいしかったですよ。でもね、じつはイカとかエビとかがあまり得意でないの・・・。(´・ω・`)


カウンターからの眺めは抜群です。





日曜には母を連れて、樹齢330年のしだれ桜がある地元のお寺へ。
例年だとソメイヨシノより1週間以上早く開花するんですが、今年は変な陽気のせいで、ほぼ同時に満開となりました。




ちょうど1年前はここに、福島から避難してきた方々が滞在していたのでした。(記事はこちら
あちらでもそろそろ、開花が始まるころでしょうか。


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平川克美『俺に似たひと』 [散読記]

発売されてすぐにAmazonで注文したこの本。
家に届いたら2日で読んでしまい、これはぜひブログにUPしたいなぁと思いつつ、モタモタしていたら2カ月たってしまいました。
相変わらずのトロさですが、まあ気にせずいっちゃいましょう。
だって、いい本なんだもの。

平川克美さんは、『経済成長という病』などの経済書を多く書いていますが、わたしが初めて読んだのは、内田樹さんや小田嶋隆さんとの共著『9条どうでしょう』。
でも今回の本はまったくジャンルが違って、平川さんが父親の介護を綴ったノンフィクションです。
壮絶なはずの毎日を、父が過ごしてきた戦後日本の記憶を背景に淡々と描く文章は、静かに深く心に染みとおり、まるで小説のような読後感を残します。

この本が出版される2年ほど前から、平川さんはTwitterでよく介護生活の日常をつぶやいていました。
母親の死をきっかけに、初めて知る実家の惨状。
冷蔵庫には食べ残しの食材があふれ、台所の棚には使うことのない鍋釜が詰め込まれ、床をドブネズミが走り抜ける。平川さんはそんな実家をリフォームし、介護が必要になった父親とのふたり暮らしを始めます。
仕事場と実家とを忙しく行き来するなかで平川さんが何気なく発信するツイートを読むことは、会社勤めをしながら老母を看る当時のわたしにとっての支えでもありました。
もちろん、父親と息子、母親と娘とでは全然状況が違うはずなんですけど、不思議とこちらの想いを代弁してくれてるような。というより、ときどき自分が書いてるんじゃないかと錯覚するくらい。(笑)
親の「老い」と向き合うこと、それはとりもなおさず、自分の「いま」を見つめなおすことでもあります。






俺に似たひと

俺に似たひと

  • 作者: 平川 克美
  • 出版社/メーカー: 医学書院
  • 発売日: 2012/01/20
  • メディア: 単行本



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ルドン展@三菱一号館美術館 [TV, event, etc.]

先月末、知人とのランチがてら、丸の内の三菱一号館美術館に行ってきました。
開催していたのは「ルドンとその周辺―夢見る世紀末」。

岐阜県美術館のルドン・コレクションに加えて、三菱一号館美術館が所蔵する「グラン・ブーケ」を展示するというもの。
ルドンと同じ19世紀末を生きた象徴主義の画家の作品も見られます。
あ、でも象徴主義ってなあに? なんて質問はしないでねー( ̄∇ ̄;)

展示は第一部「ルドンの黒」、第二部「色彩のルドン」、第三部「ルドンの周辺」という三部構成になっています。
天地2.5mもある「グラン・ブーケ」や、構図が絶妙な「青い花瓶の花々」は、澄んだブルーがとても印象的。
でもやっぱり「黒」の作品群がよかったなあ、不気味でユーモラスで。

老婆のような顔を咲かせた植物や、浮遊する目玉や、ポーズをとる骸骨。
ルドンが愛したというエドガー・アラン・ポーの悪夢の世界に迷い込んだようで、なんだか怖いのに懐かしい。
有名な笑う「蜘蛛」は、うちに持って帰りたいくらい魅力的です。

spider.jpg

もうひとつの見どころは、復元された三菱一号館の建物。
今回初めて中に入ったんですけど、内部は天井が高くて、ギャラリーもカフェも気持ちいいんですよー。
あったかい季節になったら、中庭のベンチでものんびりしてみたいなあ。






唯一の不覚は、1階のCafe 1894で食べた限定ランチの写真を撮り忘れたこと。
と思ったら、スタッフブログに料理写真が載ってました。↓




そんなわけで、ルドン展の公式サイトはこちらでございます。→ http://www.mimt.jp/redon2012/
3月4日まで絶賛開催中~。


ところで、三菱一号館美術館のロゴマーク。コーリン色鉛筆の三角顔マークに見えるのはわたしだけ?


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十一ぴきのネコ@紀伊國屋サザンシアター [theatre]

開演前から客席にネコたちがうろうろして、「おなか減った~」「何か食べ物ないかなあ」。
座席は2列目だったんですが、すぐ前の最前列にかわるがわるネコが座りにきて、隣の女性と世間話したり。
すっかり楽しい気分になったところで、一斉に「ニャー!」と鳴き声が響き渡って開演です。

[data]
十一ぴきのネコ
作:井上ひさし
演出:長塚圭史
音楽:宇野誠一郎、荻野清子
出演:北村有起哉、中村まこと、市川しんぺー、粟根まこと、蟹江一平、福田転球、
大堀こういち、木村靖司、辰巳智秋、田鍋謙一郎、山内圭哉、勝部演之
東京公演:2012年1月10日(火)~1月31日(火)紀伊國屋サザンシアター
上演時間:約2時間30分(休憩15分)



原作は、絵本好きには有名な馬場のぼるの人気シリーズ。
これを井上ひさしが1971年に戯曲化したミュージカル作品なんですが、演出の長塚圭史といい、小劇場系の役者さんたちといい、どうみてもミスマッチ(失礼)なところが気になって、ミュージカルが苦手なくせに観に行ってしまいました。
でもでも、おもしろかったー!

いつもおなかを空かせている10匹の野良ネコたちのところに、同じく野良ネコのにゃん太郎(北村有起哉)がふらりとやってきます。
このままじゃ飢え死にするだけだと集団自殺を図ろうとする10匹に、大きな魚が住む湖へ冒険の旅に出ようと誘うにゃん太郎。
やっとたどり着いた湖で、みんなは力を合わせて大きな魚を仕留めるのですが・・・。

脚本も役者さんも力があるせいか、どのネコもキャラが立っていて愛嬌たっぷり。
テーマ曲っぽい「十一匹のネコが旅に出た」、にゃん太郎の教養が光る「シェイクスピア全作品」、無茶な歌詞が笑える「魚の子守唄」と耳に残るナンバーが多く、音楽の楽しさも満喫できます。
とくに印象に残ったのは、にゃん十一=山内圭哉のかっこよさと、にゃん太郎=北村有起哉の尋常じゃない汗の量。人間スプリンクラーのようでしたもん。(@_@;)

11匹は冒険のあと、野良ネコ共和国をつくります。そして10年が過ぎ、にゃん太郎はリーダーの座を追われる一方で、9匹のネコは権力の座にのぼりつめていく。
そして衝撃の結末。

ずっしーんときて、いろんな思いが頭を駆けめぐりました。
あからさまなメッセージとは違う、答えのない問いを投げつけられたような。
いまも胸がざわついています。


ところで、この作品には2種類の台本があって、今回は時代性の色濃いテアトル・エコー版が使われたそうです。
ゴーゴーを踊るとか、ベトナム戦争とか、赤尾敏の演説とか、確かに年代を感じさせるセリフも多かった。
そういえば昔、数寄屋橋でよく見かけたなあ、赤尾敏の演説。(←年バレw



[おまけ]

観劇前のランチは、トマトとシャンピニオンのガレット@ブレッツカフェ。
オーガニックのシードルがおいしかったー( ̄▽ ̄)=3 プハァー





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今年はすっきり~ [デジタル的]

年が明けて、もう10日も過ぎてしまいました。松の内って、いつまででしたっけ・・・。
ともあれ、2012年もよろしくお願いいたしますー。




 ドラゴン@銀座和光ショーウインドウにて


2011-12年の年越しは、例のごとく銀座和光→神田明神のコースでした。
せっかくホテルをとってあるので、夕食前にちょっと足を延ばして水天宮を参拝。
いつもは母と姉と3人のところ、今年は帰省中の甥っ子も参加したのですが、地下鉄の階段で母をおぶってくれたり、ちょっとしたアクシデントでもてきぱきと動いてくれたり、大活躍でした。
いつの間にかオトナになったなぁ。(´-`) (じーん)




甥にごほうびのブルーマウンテン。伊万里の器に入っておりました。ま、まぶしいっ☆





今年の抱負というほどではないけれど、改善したいなぁと思っているのは睡眠のこと。
仕事が在宅なので、ついずるずると夜遅くまでやってしまい、睡眠不足のせいで集中力が低下し、結局いつも締め切りぎりぎりになるという悪循環。つまりは自己管理能力がないわけですが。( ̄ー ̄;

で、↓ こんなアプリをTwitter仲間さんから教えてもらいました。

Sleep Cycle alarm clock

iPhoneやiPod touch、iPadで使える目覚ましアプリです。
解説によれば、自分の睡眠パターンを分析して、いちばん眠りの浅くなった時間帯に起こしてくれるので、お目覚めすっきり! とのこと。
85円とお安いので、試しに入れてみたところ、これがなかなかよいのですよー。
まだ5日目ですけどね。( ̄∇ ̄;)ヲイ

その理由はまず、浅い眠り=レム睡眠中にアラームが鳴るので、気持ちよく起きられること。
毎日の睡眠パターンをグラフにしてくれるので、睡眠管理(体調管理)がしやすいこと。
あと、自分としては記録をつけることで、仕事をだらだら遅くまでやりにくくなったことですね。

もちろん個人差があるし、相性が合わないこともある。
設定時間までの30分間でいちばん眠りが浅い時間にアラームが鳴るので、ヘタすると30分早く起こされてしまうことも。それで二度寝してしまったら、アウトです。
使ってみてイマイチだなぁという人はノーマルモードにすれば、ふつうのアラームとして使えます。毎日の睡眠グラフをつけるだけでも、結構おもしろいですよーv





目覚ましをセットしたら画面をロックせず、ガラス面を下にして枕元に。iPhoneのセンサーが睡眠中の寝返りを感知して、眠りの深さを分析するという仕組みです。
ここ3日間の睡眠パターンをUPしてみましたが、3日目の爆睡ぶりには目を見張るものがあります。( ̄∇ ̄*)


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