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清水ミチコ TALK&LIVE 2011 [music]

月が替わってしまいましたが、半月ほど前、清水ミチコのライブを見てきました。去年の世田谷パブリックシアターに続いて2回目です。
今回はぐっとローカルに、松戸市民会館。てっぺんに小さなプラネタリウムがあるんですよー。入場料52円の。
松戸市出身の元宇宙飛行士・山崎直子さんも、子どものころに通ったんだそうです。
この山崎さんと同じ小学校を卒業したというのが、わたしのプチ自慢でございます。<( ̄- ̄)>

千葉県ってことで、ミッチャンによる「千葉県あるある」ネタを少しご紹介。
  • 小学校の社会科見学は醤油工場だった
  • 給食に「みそピー」が出る
  • 「ジャンケンポン」を「チッケッタ」と言う
  • 運動会では「なのはな体操」をする
  • ゆるキャラのチーバくんはいい感じだと思っているが、知事を見ると不安になる
  • 常磐線各駅停車を千代田線だと言い張る
  • 初めて飲んだコーヒーはマックスコーヒーである

県民の方、いかがでしょうかー。
ちなみにわたしは、みそピー・なのはな体操・マックスコーヒーは×。それ以外は見事に当てはまります。
どっぷり県民だなぁ( ̄ー ̄;

TALK & LIVEのTALKとして、冒頭はラジオパーソナリティの荻野真理さんとの対話形式でした。
この荻野さんの彼氏の名前を聞いてびっくり。
なべやかんですよ。替え玉受験で有名な。(←荻野さんがそう言ったんです~)
ミッチャンのつっこみと彼女のオーバーリアクションが楽しかったー。

LIVEでは弾き語りを中心に、モノマネ芸をたっぷり堪能。
定番の真矢みきに美輪明宏、桃井かおりに大竹しのぶ、瀬戸内寂聴なんていうのもあります。
安藤裕子、笹川美和、YUKI、chara、UA、宇多田ヒカルなどの歌姫メドレーは、「あくびをしながら」とか「寒い、寒いと震えながら」とか、スライドによるモノマネ講座がいちいちおかしい。
さらにはベートーベンの「月光」を厳かに弾きつつ、岸田今日子の声で天気予報。あまりに似合いすぎです。

なかでも爆笑しつつ感動したのは、ピアノで弾く「渡る世間は鬼ばかり」のテーマ曲にのせて、『天空の城ラピュタ』の「君をのせて」を歌いあげるという荒業。
合っているようで合っていないような、絶妙な気持ち悪さのまま最後にたどり着いたときの達成感というか爽快感というか。
いやはや、天才ですねー。

アンコールはミッチャンがいちばん好きな人、矢野顕子の「横顔」。
彼女の明るい歌声のように、楽しい楽しいライブでした。



去年のライブを収録したDVD「バッタもん」は、12月7日発売予定。

Live! 清水ミチコのお楽しみ会 ”バッタもん” [DVD]

Live! 清水ミチコのお楽しみ会 ”バッタもん” [DVD]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD


わたしが持っているのは、前作の「リップサービス」。おもしろいよー。

LIVE!清水ミチコのお楽しみ会“リップサービス” [DVD]

LIVE!清水ミチコのお楽しみ会“リップサービス” [DVD]

  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • メディア: DVD


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クレージーキャッツ リスペクトライブ@不忍池水上音楽堂 [music]

またまたupがすっかり遅れてしまいましたが、先週の9月20日、「第3回したまちコメディ映画祭in台東」のクロージングイベントに参加してきました。
発端は7月2日、いとうせいこう氏のツイート(こちら)で、谷啓さんの「コメディ栄誉賞」授賞決定を知ったこと。
ずっと病気療養中だった谷さんが、もしかしたら授賞式に顔を出してくれるかも・・・。
で、調べてみるとこのセレモニー、「クレージーキャッツ リスペクトライブ」の続きで行なわれるというので、ともかくチケットをとってみることにしました。
まさか、このイベントが谷さんの追悼ライブになってしまうとは、その時点では夢にも思わなかったのですが。



ライブ当日。最寄りの地下鉄湯島駅から不忍池へ。
ずいぶん小さいころから上野公園には遊びに来ているけど、こっち側から不忍池に向かったのは初めてです。
めざすは不忍池水上音楽堂。
ここに野外ステージがあることも、今回初めて知りました。

でっかいハスの葉がぎっしりの不忍池に沿って歩いていくと、柵の向こうに何か建物が。


リハーサル中なのか、“クレージー”な音楽が楽しげに流れてきます。わくわく。

ちょっと早めの時間だったんですが、入り口近くには、らしき人たちがすでに集まりはじめていました。




会場に入るとすぐ、吉田戦車のイラストがいい感じの映画祭公式プログラムと、谷啓さんのCD「ガチョーン伝説」を購入。
前に買ったCDと何曲かかぶってるけど、今日はもう買うしかないっしょ。
売店で麦茶も買って、準備万端です。



この日は気温が上がって、野外はきついかなと心配したけれど、ちゃんと屋根があるんです、助かった。
扇形に広がった座席は木製のベンチで、意外とすわり心地満点。
ときどき自然の風が吹き抜けて、ほんとに気持ちいい~。
係のおにーさんが客席をまわりながら、「虫除けスプレーありますよ~!」。
むちゃくちゃのどかな雰囲気でございますな。

以下、出演順に。バンドのオリジナル曲はほぼ省略してます。

1.浅草ジンタ
えーと、ワタクシこの方々知りませんでした。
しかもいきなりの大ボリュームで、耳がキーンとしてしまい、よく憶えてない・・・。すんません。

2.ARUYO
前回のしたまちコメディ映画祭が縁で結成されたユニットだとか。
彼らが歌ってくれたのは、谷啓さんとユーミンのデュエット曲、「Still Crazy For You」。
この歌が今日出るとは思っていなかったので、不意打ちに思わずウルっときてしまいました。
あぁ、いい曲だなあ。ARUYO、ありがとう。

3.ポカスカジャン
彼らは司会も担当していたんですが、進行も演奏もスバラシイ!
長渕剛風ドラえもんの絵描き歌、ボサノバ「俺ら東京さ行ぐだ」、レット・イット・ビーかくれんぼ、どれも爆笑の渦。
そして今日のための新ネタとして、インド楽器シタールによるクレージーキャッツメドレーを。
本物の演奏技術とお笑いのミックスという、まさにクレージーキャッツ・リスペクトにふさわしいライブでした。
また聴きたいです!

4.高木完×武内享×近田春夫
彼らが演奏する「シビレ節」がね、カッコイイんですよ~。格の違いを見せつけた感じ。
途中からいとうせいこうもラップで乱入してきて、すごい盛り上がり。
まいりました。

ここらあたりまでは、バンドごとの転換の時間はなんとなく休憩タイムになっていたんですが、会場が暗くなって以降は、ステージ上のスクリーンにクレージーキャッツの貴重映像が。
なんでも結成10周年記念ライブの映像だそうで、演奏のあまりの巧さと迫力に観客は釘づけ。
谷啓さんの演奏には、ひときわ大きな拍手がわき起こりました。
みんなみんな、谷さんのことが大好きなんだね。

5.スチャダラパー
彼らも件の映像を袖から夢中で見ていて、出が遅れたと言っていましたが。
のっけから会場総立ちです。
谷啓さんとの約20年前のコラボ曲「あんた誰?」では、谷啓さんの声をそのままフィーチャー。
「大冒険マーチ」も楽しかったっす。

6.SAKEROCK
クレージーばりの白スーツで出てきた彼ら、以前アルバムでカバーしたことがあるという「スーダラ節」を歌ったのですが。
2番の歌詞が吹っ飛んでしまって、アドリブで適当に歌ってて笑えました。3番は無事復活。
あと、ボーカルの星野源って、ゲゲゲの女房の弟役の人だったのね。
インストバンドだけに、演奏巧かったです。

7.鈴木慶一
「ヘンチョコリンなヘンテコリンな娘」に、「愛してタムレ」。
鈴木慶一さんの選曲、渋いなぁ。谷啓ファンの心をわしづかみです。
そして本日のサプライズゲスト、ケラリーノ・サンドロヴィッチ登場。
ふたりともTwitterやってて、慶一さんがKERAさんにDMで誘ってきたんだそうです。
ひと月くらい前にKERAさんが、「クレイジーキャッツを聴かなきゃ。なぜかは言わない」ってツイートしたときに、もしやまさかリスペクトライブに? と思ったんですが、やっぱりでした。
初めて聴くKERAさんの生歌声、「だまって俺について来い」は堂々たる歌いっぷり。
憑いていきます・・・いや、ついて行きますどこまでも。
ラストの「ホンダラ行進曲」は、出演者がステージに全員出てきての大合唱となりました。
いやー、楽しかった。





ライブに続いてのコメディ栄誉賞授賞式では、谷啓さんのご子息、渡部泰裕氏が受賞のあいさつを。
エンディングに会場全員で「スーダラ節」を歌い、最後はみんなで「ガチョーン!」。
きっと、谷啓さんのもとに賑やかな声が届いたことでしょう。
ありがとう、谷啓さん。


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清水ミチコのお楽しみ会 ツアー2010@世田谷パブリックシアター [music]

1週間前のことですが、初めて清水ミチコのライブに行ってきましたー♪
場所は三軒茶屋の世田谷パブリックシアター。
本人曰く、3階席のお客さんの顔まで見えるコンパクトさが気に入って、ぜひここでライブを!と。
休演日を1日はさんで、合計9日間の東京公演でした。
(詳細は、こちら。)



ミッチャンがステージに登場する前から、すでにネタは始まってます。
会場に聞こえてきた音楽は、とってもタイムリーなあの曲・・・。ヒントは「上海万博」ですw

最初のリクエストタイムでは、会場からのリクエストに次々と応えてくれます。
なかでも、たかの友梨と美輪明宏に爆笑。
うれしかったのは、「夢で逢えたら」の名物キャラ・伊集院みどりを生で見られたことです~(感涙)

ミッチャンのモノマネ芸というと、ピアノ弾き語りとそれ以外とがあるわけですが。
今回初めて知ったのは、映像を駆使したネタが秀逸だということ。
たとえば、CDのタイトルでもある「バッタもん」のキャラクターをつくろうというので、漫画家のおおひなたごう氏に依頼したというキャラクターデザイン。
やられました・・・。にせドラえもんのイラストでこんなに笑わされるなんて。
あと機内で遭遇した大物政治家とのツーショットとか、謎のキャラクター「目マン」とか、映像ネタは傑作ぞろいです。

定番モノマネも、もちろんおもしろかった。ていうか、感動的にうまいです。たとえ似ていなくても。
いしだあゆみ、チェリッシュ、中島みゆき、忌野清志郎、YUKI、aiko(I子だそうですがw)などなど、幅広い世代をカバー。
ショパン生誕200年記念モノマネ=フジ子・ヘミングも、いろんな意味でスゴイです。
彼女のモノマネは毒があっても、品があるから不愉快じゃないんですよね。
次回のツアーも、もしチケットがとれたら行きたいなあ。

2010年ツアースケジュールは、こちら
東京では追加公演が決まったようなので、興味のある方はぜひ。



ケガで参戦できなかった母へのおみやげに、本とDVDを買ってきました。

かみつく二人

かみつく二人

  • 作者: 三谷 幸喜
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2009/06
  • メディア: 単行本

LIVE!清水ミチコのお楽しみ会“リップサービス” [DVD]

LIVE!清水ミチコのお楽しみ会“リップサービス” [DVD]

  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • メディア: DVD

本はミッチャンの直筆サイン入り。(ミーハーなんです)
DVDにはオマケの缶バッジがついてました。



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メンデルスゾーン、17歳の「序曲」 [music]

NHKで放送している、「名曲探偵アマデウス」という番組があります。
筧利夫が探偵事務所の所長、黒川芽以がその助手、というドラマ仕立ての音楽バラエティ。
依頼者から持ち込まれた相談にからませて、名曲の名曲たる所以を謎解きするという内容です。
朝、出勤前のバタバタしている時間帯に放送(再放送?)があって、
だからちゃんと最後まで見たことは一度もないんですけども。( ̄ー ̄;
先週たまたまBSをつけたら、ちょうどこの番組が始まったところでした。
流れてきたのは、メンデルスゾーンの「夏の夜の夢」序曲。大好きなんですよー、この曲。
(ずいぶん季節はずれだなと思ったら、7月に放送された回のアンコール放送でした)

これの生演奏を、新国立劇場の「夏の夜の夢」初演(2007)で初めて聴いたときは、ホントに感動しました。
楽しくて神秘的で、何かが始まりそうな予感に満ちていて、聴いてるとザワザワ胸が騒ぐような。
今年の5月にも「夏夢」の再演を観に行ったんですが、オープニングで生オケがこの演奏を始めたときは、
もう泣いちゃうかと思いました、うれしくて。


再演のポスター


かなり短くはしょったバージョンではありますが、「序曲」ってこんな曲です。



音源はいまひとつですが、モノクロの映像がなかなか幻想的。
1935年に公開されたアメリカ映画のようです。


シェイクスピアの戯曲『夏の夜の夢』を読んで魅了され、この「序曲」を作曲したとき、
メンデルスゾーンは17歳でした。
とても17歳とは思えない完成度の高さと、若さゆえのみずみずしさ。
なかでもユニークなのは、旋律の流れからみてちょっと違和感のある、
1オクターブを超えて下降する音程(動画の1:27あたりとか)を使っていること。
これをクラリネットで演奏すると、いかにも「ロバのいななき」っぽく聞こえるんですよね♪∈・^ミ

ほかにも、冒頭の不思議な和音進行のヒミツとか、いろいろ解説してくれていたんですが、
残念ながら今回も最後まで見られず。
9月11日(金)の再放送@総合テレビを録画しておかなくちゃ。



「序曲」をどっぷり聴きたくなって、CDを買ってしまいました。

メンデルスゾーン:フィンガルの洞窟

メンデルスゾーン:フィンガルの洞窟

  • アーティスト: クレンペラー(オットー),メンデルスゾーン,フィルハーモニア管弦楽団
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2006/08/23
  • メディア: CD


あちこちのレビューを参考に、クレンペラー指揮・フィルハーモニア管弦楽団のものを。
Amazonのタイトルは「フィンガルの洞窟」ですが、劇付随音楽「真夏の夜の夢」もちゃんと入ってます。
ていうか、そっちがメインだと思うんだけどな。


せっかくなので、「序曲」をiPhoneの着信音にしたい!
というわけで、《こちら》で紹介されている方法を使って、iTunes上でメロディを切り出してみました。
着信音にしては、ちと大げさだけど、気にしない気にしなーいv(* ̄∇ ̄*)

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布施明「Ballade」 [music]

何週間も前に書きかけたまま、ずっと放置していた記事を、
「下書き」からやっと回収、いや救出してきました。

今年2度目の布施明コンサートに行ってきたんです。
ちなみに1度目の春は、柴犬陸さんとお会いするという一大イベントがあったおかげで、
すっかり内容を忘れてしまいました(゚.゚)
(そのときの記事は、こちら



布施明ファンの母につきあってコンサートに行くようになって、
もう何年目になることか。
布施さんも今年12月で61歳。
客席を見渡すと、白髪や○○な方々がとても目立つようになりました。

今回の構成は、ミニドラマ仕立てによるジャズ数曲、究極(9曲)のヒットメドレー、
新譜『Ballade』より数曲、それからコンサートの大詰めに歌う曲ばかり4曲、
最後にアンコール2曲、だったかな?(記憶が飛んでいるかも)

布施明の魅力といえば、張りのある地声と圧倒的な声量で歌い上げる歌唱力。
・・・なのですが。
今回、いつもとは全然違う声を聞くことに。
それが、『Ballade』でした。

コンサートが始まって2曲目だったか、すごく聞き覚えのあるイントロが。

  あなたはすっかり疲れてしまい
  生きてることさえいやだと泣いた(作詞:阿久悠)


沢田研二の名曲、「時の過ぎゆくままに」です。
ちょっとびっくり。

じつはJ-POPのカバーアルバム『Ballade』をこの秋にリリースしていて、
ジュリーの歌はその1曲だったことがあとで判明。
で、布施さんはアルバムの中からあと3曲を歌いました。
安全地帯の「ワインレッドの心」、平井堅の「瞳をとじて」、
そして尾崎豊の「I LOVE YOU」。

レコーディング、すごく大変だったそうです。
どの曲も原曲のキーのまま、しかも初めて裏声で歌ったから。
Amazonのレビューを読むと、評価は散々です。
なぜオリジナルキーにこだわるのか、なぜファルセットを多用するのか、
がっかりした、退屈だ、etc.・・・。

そうかなあ? わたしにはすごく新鮮だったけど。
高音の裏声も、力を抜いた歌い方も。
「地声」&「歌い上げ」という最大の武器を封印して、
自分自身もまだ聞いたことのない歌声を探してる。
60歳を過ぎ、そんな苦労をしてまでも、
まだ未知の領域へ踏み出そうとしているんだと思ったら、
なんだか感動してしまったのですよ。

「原曲には絶対にかなわないけど、ぼくが歌うことで違う風景が見せられたら」

布施さんはそう話していました。
真似でもなく、原曲を超えてやるという気負いもなく。
「瞳をとじて」だけは、相当がんばってるなーという印象でしたがo( ̄ー ̄;)ゞ
全体に、とてもイイ感じでした。

もちろん、地声系の曲もたっぷり楽しみましたよ。
サラ・ブライトマンの「Time To Say Goodbye」とか、
ケルティック・ウーマンの「You Raise Me Up」とか。
あの声量、あの音域。相変わらず、すごかったのでした。



で、すっかり気に入ったアルバム『Ballade』を買って帰ろうと思ったら、
会場のグッズ売場では激しい争奪戦が(@_@)
わたしが見た範囲では、こんなの初めて。
売り切れる前に、しっかり確保しました~。ε-(´・`) フー


Ballade

Ballade

  • アーティスト: 槇原敬之,桑田佳祐,小田和正,阿久悠,井上陽水,福山雅治,平井堅,尾崎豊,草野正宗,小渕健太郎
  • 出版社/メーカー: UNIVERSAL SIGMA(P)(M)
  • 発売日: 2008/09/10
  • メディア: CD

収録曲:時の過ぎゆくままに/ワインレッドの心/桜坂/瞳をとじて/I LOVE YOU/空も飛べるはず/桜/いっそ セレナーデ/SAY YES/世界に一つだけの花/いとしのエリー/さよなら


◆◆◆◆


[もひとつ、音楽ネタ]

MTV MUSIC ― I Want My MTVのサイト(http://www.mtvmusic.com/)で、
新旧16,000曲の洋楽PVが見られるサービスが始まったんですけど、
これがけっこう楽しくて、ついつい寝不足に(+_+)

ビデオクリップはYouTubeのように、サイトに埋め込むことも可能です。


微妙にチープなつくりの映像が80年代っぽいですねw

好きだったんです、カルチャー・クラブ・・・ボーイ・ジョージが逮捕されるまでは[たらーっ(汗)]
とくにこの「Church Of The Poison Mind」を収録した『Colour by Numbers』は、
迫力あるバックコーラス、ヘレン・テリーとの掛け合いがカッコよかった。
しかしボーイ・ジョージって、鈴木京香に似てませんか?        ・・・却下?


先週からサイドバーに貼りつけているのは、「Another Way to Die」。
飽きたら変える予定です[TV]

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GAIJIN [music]

そのエスニック料理店にたどり着いたときには、すでに約束の時刻を15分も過ぎていた。
大学時代の友人たちと駅の改札口で待ち合わせて、
ネットからプリントアウトした地図を見ながら必死で探しまわったのに、
それらしき店はどこにも見つからない。
がっくり肩を落として引き返してくると・・・あった。
駅の目と鼻の先に。

すみませんすみませんとぺこぺこ謝りつつ、店のいちばん奥の席に滑りこむ。
20人も入れば一杯になる小さな店を借り切っての、まあ内輪の飲み会である。
主催者は、友人Mのダンナ。周りは二人の仕事仲間らしく、知らない人ばかりだ。
とりあえずのビールを飲みはじめたところ、これからミニライブが始まるという。
なんと、私らの席はかぶりつきの特等席であった。申し訳ない。

アコースティックギターを抱えての登場は、QさんとWさん。
Qさんは漫画家だけど、いろんなバンドを組んで音楽活動もしているのだ。
生で聴くのは初めてなので、楽しみ~♪

まず一曲目。
歌い出しが、いきなり「ウン○」(爆)

誰にでも(?)ありそうな日常のひとコマを、大真面目に歌い上げるWさん。
だけど、テーマはあくまでウン○である。
最初はくすくす笑いが起きていたのが、最後は爆笑がとまらない。
すごいやQさん。つかみは完璧だ。

大魔神になれない悲哀を切々と歌う「中魔神」や、
鉄子を彼女に持った男の悶々とした想いを描く「鉄子の部屋」、
ウクレレ演奏とのミスマッチが絶妙な「落ち武者」。
 ♪落ち武者っていいな 矢が刺さって痛そう♪
いずれ劣らぬ迷曲ぞろいである(笑)
そんななか、Mのダンナのリクエストとして歌ってくれたのが、「GAIJIN」。

  もしも俺がガイジンだったら
  お父さんにkissができるかなー
  もしも俺がガイジンだったら
  納豆ご飯はキライかなー
   梅は咲いたか桜はまだか
   燕が空に弧を描く
  きっと俺はあなたにあうため
  こんな島国に生まれた


「あたしが幸せにしてあげるからね」
結婚前、Mはダンナにそう言ったらしい。



Mが亡くなったと知らせが入ったのは、ちょうどひと月前のことだった。

初めて大学のクラスで顔を合わせたときから、なぜか意気投合した私たち6人は、
週末になると誰かの家に集まっては、朝まで話し込んだ。
安いウイスキーと、スーパーのお惣菜と、お菓子をたっぷり買い込んで。
最近は予定を合わせるのがむずかしくなり、もう何年も会っていなかったけれど、
そんなブランク、会ってしまえば簡単に吹き飛ばせると思っていた。
あれほど濃密な時間を共有してきたのだから。

彼女の仕事仲間から聞いた話では、検査入院すると言ってから、たった3か月。
こんな急に亡くなるなんて、本人がいちばんびっくりしているだろう。
通夜に駆けつけた私たちにも信じられなかった。
その通夜の席には、Qさんの姿もあった。

いまいち盛り上がらないライブのときも、ひときわ明るい声で楽しそうに笑ってくれて、
それがとてもうれしかった、とWさん。
今夜、この店の壁には、彼女の写真のカラーコピーがいっぱい貼ってある。
むかしと変わらない笑顔で、私たちを見ている。
きっと、ウン○の歌にも大笑いしていることだろう(笑)

ミニライブのラストの曲は、キーボードのSさんも加わっての名曲「自由の筈」。

  生まれちゃうのは偶然
  いつか死ぬのは必然
  その間は自由
  その人の自由のはずなのに
  ……
  なんで悲しい涙を
  人間は流すんだろう
  誰も彼も自由
  生きている自由だけでいいのに


ほんとうに楽しくて、温かいお別れ会だった。

さよなら、M。
また来年の5月に会おうね。


自由の筈


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ロックンロール、到着 [music]

今日、郵便受けに入っていた赤い雄鶏。

 

ブログ《君にロックンロールを!》のルースターズさんから、100万HIT記念CD-R(20枚限定)が届きました。

 

いつも読み逃げしてばかりなのに、こういうときだけ図々しく申し込んでしまう私。
だって聞いてみたかったんだもの~♪

まずはSET LISTを。(各曲の詳細は、《こちら》の記事のリンク先へどうぞ)

  1. フードブレイン「レバー・ジュースの自動販売機」
  2. 勝手にしやがれ「SLAVE」
  3. 椎名純平「勝手にしやがれ」
  4. 斉藤和義「ダーリング」
  5. ヒルビリーバップス「ビシバシ純情!」
  6. 永瀬正敏「キネマの屋根裏」
  7. FRICTION「HEAD OUT HEAD START」
  8. LOW IQ 01「WAY IT IS」
  9. すかんち「恋のショック療法」
  10. THE COLLECTORS「1. 2. 3. 4. 5. 6. 7DAYS A WEEK」
  11. TREEBERRYS「ロックンロールの魔術師」
  12. THE FOREVERS「YOUTH TOGETHER」
  13. THE ROOSTERS「ROSIE」
  14. BLANKEY JET CITY「車泥棒」
  15. THE PEPPERMINT JAM「CRAZY LOVE」
  16. 真島昌利「アンダルシアに憧れて」
  17. 吾妻光良&THA SWINGING BOPPERS「やっぱり肉を喰おう」
  18. 夏木マリ「かもめ」
  19. SECRET TRACK

 

どです?

正直申しましょう。
半数以上が、初めて曲を聴くアーティストであります(笑)

でも、ルースターズさんのブログの熱い文章から聞こえてくる音楽は、まさにこの感じでした。
すごく純度の高いロックンロール。まぶしいほど若くて、キラキラしてるイメージ。
実際の年齢が若いという意味じゃなく、音楽のあり方、人生のあり方というかね。


もう2年以上前のことです、ルースターズさんがふらりと遊びに来てくれたのは。
Musical Batonの記事でした。

ブログをやっててよかったなぁと思うのは、もしブログをやっていなかったら絶対に接点がなかったはずの人に出会えること、知らなかった世界に出会えること。

たとえばLOW IQ 01の曲は初めて聴いたんですが、「WAY IT IS」、いいですよ~。
これ聴きながら出勤したら、憂うつな仕事だってがんばれそうです(笑)
それからSECRET TRACK。これは私も好きな曲で、福山クンがカバーした 「浅 (強制終了


あとは、「アンダルシアに憧れて」!
マッチがカバーしたことでも知られるこの曲、私へのBonus Trackと勝手に決めこんでおります。
ひさしぶりに聴いたけど、やっぱりドラマチックな名曲ですね~。
高校時代にクラスメートとプチ追っかけして、マッチにバレンタイン・チョコを手渡したことも、いまはいい想い出であります(しみじみ・・・)

 

ルースターズさん、ありがとう!!

 

アンダルシアに憧れて/ドクターペッパーの夢

アンダルシアに憧れて/ドクターペッパーの夢

  • アーティスト: 真島昌利
  • 出版社/メーカー: トライエム
  • 発売日: 2002/02/06
  • メディア: CD

 

アンダルシアに憧れて

アンダルシアに憧れて

  • アーティスト: 白井良明, 近藤真彦, 真島昌利, 戸沢暢美
  • 出版社/メーカー: ソニーレコード
  • 発売日: 1989/11/10
  • メディア: CD

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音痴考 [music]

溜まってしまったカタログ類を資源ゴミに出そうと片づけていたら、
まだ封も開けていないVISAカードの情報誌『VISA』が出てきました。
たぶん何週間も前に届いていたと思うんですけど、通販カタログの下に埋もれてしまい・・・。
いつものことですが。

で、片づけを中断してパラパラ見ていると、興味を引くコラムを発見。
「音痴」は脳の空間処理能力と深い関係がある――というものです。

書いているのは、『進化しすぎた脳 』や『海馬』で知られる
脳研究者の池谷裕二さん。(じつはどっちも読んでいないのですが;)
連載コラム「ビジネス脳のススメ」の中で、『ネイチャー神経科学』誌2007年7月号に掲載された
ニュージーランド・オタゴ大学のビルキー博士の論文をとりあげています。
内容は、音痴に関する脳科学上の発見を報告したもの。

目についた部分を抜き出してみると、

  • 音痴は感覚器の機能不全ではない。音そのものは脳内で正常に処理されている。
  • 音痴の人は空間処理能力が低い。
  • 一般に男性のほうが女性よりも空間把握に優れている。
  • 音痴の人には女性が多い。

などなど。

空間処理能力の高さ(低さ)というのは、モニターに映った立体図形をぐるぐる回転させ、
その図形が別のどの図形と一致しているかを当てる「メンタル回転」テストで確認できるんだとか。
見たことがないのでよくわからないけど、テトリスの立体版みたいなものでしょうか?
で、このテストの正答率というのが、音痴の人はそうでない人の半分以下なんだそうです。

「もともと音階は空間として表現されるもの」
とは、ロンドン大学のバタワース博士の言葉。
音の高低は、楽譜なら音符の位置が上か下か、鍵盤なら弾き手の右か左かで
空間的に捉えられている――たしかにそうですね。

この空間把握能力の差が、音程感覚の差につながっている。
空間把握といえば方向音痴を思い出しますけど、音痴にも方向音痴にも女性が多いのは
単なる偶然ではなさそう。

さて、わたしの「音痴度」ですが。
「自分の音程が微妙にずれていることが自分で認識できるレベルの音痴」
とだけ申し上げておきます^^;


◆◆◆◆


ところで、ゆうべの十五夜はきれいでしたね。
カーテンを開けていたら、月の光で部屋が昼のように明るかったです。

手持ちのデジカメでは、これが限界でした


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時の過ぎゆくままに@悪魔のようなあいつ [music]

昨日の8月4日、東京・渋谷のC.C.Lemonホールで全国ツアーをスタートさせた沢田研二が、コンサートの冒頭で、1日に亡くなった作詞家・阿久悠さんに捧げる「時の過ぎゆくままに」をファンと一緒に歌ったという。

ジュリー、阿久悠さんに捧ぐ「時の過ぎゆくままに」(2007年8月5日06時01分  スポーツ報知)

上のニュース記事にも書かれているように、「時の過ぎゆくままに」は阿久悠さんがジュリーに初めて詞を提供した楽曲だ。(歌詞は、《こちら》)
この曲はジュリーが初主演したTVドラマ『悪魔のようなあいつ』(東京放送、1975年)の主題歌で、しかもその『悪魔のようなあいつ』の原作者が阿久悠さんだった。厳密に言うと阿久さんが書いたのは漫画の原作で、作画は上村一夫。

 悪魔のようなあいつ (上) 悪魔のようなあいつ (下) (ニュータイプ100%コミックス―comic新現実アーカイブス)

 

 

 

 

うちには漫画好きの兄貴がいて、『悪魔のようなあいつ』のコミックスも家に転がっていた。
上村一夫といえば青年コミックの大家で、子どもの私にはかなり刺激的な描写も多かったのだけれど、そういうことにまったく無頓着なわが家、誰も「読むな」とは言わなかった(言われても読んだとは思うけど)。
ストーリーは、当時まだ記憶に生々しい三億円事件を題材にとったもので、その犯人である主人公は不治の病に冒されている。
彼の命が尽きるのが先か、それとも三億円事件の時効成立が先か。彼とその金を狙ういろんな人物を巻き込みながら、すべてが破滅に向かっていく。
安アパートの一室で、札束を敷き詰めた上に寝転んで笑う主人公・可門良。その狂気めいた表情にゾクゾクしたものだ。

この作品をドラマ化したのは、TBS時代の久世光彦
主人公に沢田研二、彼が働くバーの経営者に藤竜也、刑事役に若山富三郎、看護婦に篠ひろ子、ほかにも大楠道代やら荒木一郎やら、ずいぶんとクセの強い面々がキャスティングされていた。
過激な暴力シーンその他もろもろ、いまならR指定されそうな描写も多かったと思う。
それでもジュリーはかっこよかった。血まみれになってさえ美しかった。
そして、「時の過ぎゆくままに」のアンニュイな雰囲気が、刹那を生きる主人公に恐ろしく似合っていた。

現実の世界で三億円事件の時効が成立したのは、その年の12月のことである。

 

 

YouTubeで見つけた、レコード大賞のノミネート曲「時の過ぎゆくままに」を歌うジュリー。

でも、この年のレコード大賞は布施明の「シクラメンのかほり」なのだった。
くやしかったな~。

 

いくつかの場面

いくつかの場面

  • アーティスト: 沢田研二, 阿久悠, 大野克夫, 及川恒平, 松本隆, 東海林修, 西岡恭蔵, ミッキー吉野
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック
  • 発売日: 2005/03/02
  • メディア: CD

悪魔のようなあいつ DVDセット1

悪魔のようなあいつ DVDセット1

  • 出版社/メーカー: パイオニアLDC
  • 発売日: 2001/11/22
  • メディア: DVD

悪魔のようなあいつ DVDセット2

悪魔のようなあいつ DVDセット2

  • 出版社/メーカー: パイオニアLDC
  • 発売日: 2001/12/21
  • メディア: DVD

 


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終わりと始まり [music]

関東では、そろそろ桜の時期も終わり。
名残惜しい気持ちもあって、少し寄り道をしてきました。

 

ここは以前、紅葉のころにも記事にしたお寺。(「にゃんこ+わんこ」参照)
今回は猫たちにはお目にかかれませんでしたが。

 

散り敷く花びらが、桜色のじゅうたんのようでした。

 

 

花びらが土に還るころ、若葉の季節が始まります。
木々が芽吹いたばかりの薄いグリーンに色づいた風景は、どこか心浮き立つものがあります。

 

++++

 

若葉で思い出すのが、ビー・ジーズの「若葉のころ(First Of May)」。
まだMayではなくAprilなので、ちょっと気が早いのですが・・・。

この歌は、映画『小さな恋のメロディ』の挿入歌でした。

  When I was small
  And Christmas trees were tall
  We used to love while others used to play
  Don't ask me why
  The time has passed us by
  Someone else moved in from far away

  Now we are tall
  And Christmas trees are small
  And you don't ask the time of day
  But you and I our love will never die
  But guess who cried come first of May
                 (First Of May, Bee Gees)

 

『小さな恋のメロディ』は1970年に製作されたイギリス映画で、厳格なパブリックスクールに通う11歳の少年(マーク・レスター)と少女(トレイシー・ハイド)が大人社会に反旗を翻し、同級生たちの協力のもとに結婚式を挙げる、というストーリー。
主役のマーク・レスターもかわいいですけど、なんといっても友人役のジャック・ワイルドが魅力的な「悪ガキ」でした。
そして、忘れられないのが音楽。
ビー・ジーズの声はあまり好みではないのですが、この映画に使われている曲は、「イン・ザ・モーニング」「若葉のころ」「メロディ・フェア」と、どれも透明感があってみずみずしく、名曲ぞろいです。

この映画は日本でしかヒットせず、本国では酷評されたそうですが、そんな批評はこの際どうでもよろしいのであります。
小学生のころに子ども目線で観たわたしにとっては、イギリスの美しい風景といい、個性的な少年たちといい、こんな世界もあるのか! と驚きと感動の嵐。
その後、何年もの月日を経て自分のお小遣いでレコード(!)を買える年頃になってから、やっと念願のサントラ盤LPを手に入れたのでした。
いまでもちゃんと、“レコード棚”に大切にしまってあります。

++

「若葉のころ」が映画の中で使われているシーンをYouTubeで見つけたので、お時間と興味のある方はどうぞ。
長さは6分03秒あります。

 


 

若葉のころ

若葉のころ

  • アーティスト: ビージーズ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルインターナショナル
  • 発売日: 1996/05/04
  • メディア: CD

 
小さな恋のメロディ ― オリジナル・サウンドトラック

小さな恋のメロディ ― オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: サントラ, ビージーズ, リチャード・ヒューソン・オーケストラ, コロナ・スクール
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルインターナショナル
  • 発売日: 2002/05/02
  • メディア: CD


 

小さな恋のメロディ

小さな恋のメロディ

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2006/07/19
  • メディア: DVD


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