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「御用改めである!」[新選組!DVD到着] [新選組つながり]

いきなり届きました。「新選組!」第壱集DVD BOX。
発売日前で完璧に油断していたので、DVDだとわかった瞬間
ほほが緩んでしまい、宅配便のおじさんに妙に愛想良く
「お世話さまですぅ」なんて1オクターブ高い声で言ってしまった。恥ずかしっ。
のんびり注文したため期待していなかった先着予約特典、
誠の旗デザイン風呂敷」も入っていた。
22%割引にひかれて初めて注文した「セブンアンドワイ」だが、
私の中でかなり好感度アップ。第弐集もここで買うことにしよう。

去年は丸1年「新選組!」の世界にどっぷり浸っていたので、
放送が終わってからひと月ぐらいは放心状態。
仕事をしていても、頭の中ではエンドレスにジョン・健・ヌッツォ氏の
テーマ曲が流れ、さまざまなシーンを思い浮かべては
「いいドラマだったなー」と感慨にふけっていたものだった。
テレビドラマではあまり見るチャンスのない若手の役者さんたちの演技も
すばらしかった。もちろん三谷さんの脚本も。

そもそも時代劇や大河ドラマには全然興味がなかった。
司馬遼太郎氏の小説なども、文章がうまいし面白いとも思うのだが、
時代小説の様式美の世界になじみが薄いせいか、何か美しすぎる気がして
ピンとこないのである。
エッセイ「街道をゆく」でうちの先祖ゆかりの村がとりあげられた時も、
歴史学者の網野善彦氏が描くような山の民のダイナミズムに
激しく共感する私は、あくまで物悲しく美しい「悲劇の村」としての
描かれ方に違和感をおぼえた。村人はもっと逞しいし、しぶといのだ。

で、そこのところが「新選組!」には非常によく描かれていたと思う。
歴史的に「負けた」側の人間も、生まれた時から悲劇に向かって
一直線に生きてきたわけではない。団子も食べるし冗談も言う。
だから、近藤勇が奥さんに浮気見つかっちゃって大騒動、みたいな回も
きちんと書いてくれる三谷幸喜氏の時代劇はすごくよかった。
彼はつくづく人間が好きなんだろうなと思う。

あー、早く仕事終わらせてDVDが観たい!


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