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ある年、ある海辺で流れていた夏のうた [music]

学生のころに入っていたサークルでは、毎年夏の恒例行事として「海の家」を運営していた。一種の夏合宿みたいなものだ。
一応、軽食とかソフトドリンクとかを出していて、海水浴客がそれなりに入っていた。

その時にBGMとして流していた曲を集めたテープが、いまでも残っている。
部員全員で勤務シフトを組んでひと夏の営業を終えたあと、先輩が選曲して後輩に配ったものだ(…ったような気がする)。

ふと思いついて取り出してみたら、あんまり懐かしくて赤面した。海と夏がまったく似合わない“生涯帰宅組”のわたしが、こういう曲を聴いていたとは。いやはや、面目ない。


内容はこんな感じだ。

・JAGGED EDGE(愛はいたずら)/ALESSI
海の家の開店準備のころにかかっていた、双子のデュオALESSIの数少ない(と言っちゃ失礼だが)ヒット曲である。爽やかすぎて風のように消えていった二人。

・ASAYAKE/CASIOPEA
タイトルそのままに、晴れた夏の金色の朝焼けが思い浮かぶ名曲だ。そして開店!

・Sister Golden Hair(金色の髪の少女)/AMERICA
名前はアメリカなのに、イギリスから出てきたバンドらしい。ソフトなボーカルと印象的なギターのメロディが、いま聞くとちょっと甘ったるい。ひと言でいうとカリフォルニアって感じ?

・GEMINI/中原めいこ
先輩の誰かがファンだったらしく、この人の曲はやたらかかっていた。GEMINIという曲は川島なお美も歌っていたが、こちらが本家。まあ、どっちでもいいが。

・CECILE/CRYSTAL KING
「大都会」でおなじみのクリキン、しかし全然イメージが違う。暑苦しくも重たくもない、かなり清涼感あふれる一曲。

・まっ赤なビキニのサンタクロース(TAPPIN' AND CLAPPIN')/伊藤銀次
ナイアガラー&ウキウキWatchingの銀次さんです。

・真夏の出来事/ヒマラヤ・ミキ&MODOKEES
平山三紀じゃありませんよ。のちに「夜霧のハウスマヌカン」を歌う「やや」が「ヒマラヤ・ミキ」を名乗ってカバーした企画モノ。テクノアレンジになっている。

・SUGARTIME/佐野元春
存在そのものがかっこよくて憧れだった元春さん。歌詞の独特の転がし方とか、押しつけがましくなく印象に残るメロディとか、好きだったなあ。

・ウエイトレス/竹内まりや
そろそろ閉店も近づいてきました。というころにかかった静かな曲。夕暮れによく合う。

・砂浜/杏里
杏里の曲としても、この夏を思い出す曲としてもこれがベスト。
「ぼくは 悲しみの夜や 淋しい夜更けはいつも
 砂浜でひざを抱えて 目を閉じてみる」
しみじみ……。


余談だが、結局このサークルからはその年のうちに退部した。本来の活動とは離れたところで幻滅することや腹の立つことが多々あったせいだが、将来どういうことがしたいかを少し真剣に考えたり、貴重な体験もいろいろした。いい友人にも会えたし。それでよしとしよう。


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茅ヶ崎住人R

個人的には、
同世代を感じさせる選曲ですね。
ASAYAKE/CASIOPEAなんて
泣けます。
中原めいこ(「Friday Night」も個人的には好き)

AMERICA(「名前のない馬」も好き)

よく聴きました。
by 茅ヶ崎住人R (2005-08-10 20:26) 

チヨロギ

Rさん、こんばんは。そうですかー、わかっていただけてうれしいです。
ASAYAKEは今聞いてもいいですね。全然古びていないというか。
中原めいこでは、「Sunset Freeway」も耳について離れない曲です。
まさにトロピカル・フィーリング♪な人でしたね。
by チヨロギ (2005-08-10 23:28) 

チヨロギ

あっ、風の輪さん、nice!ありがとうございます。
by チヨロギ (2005-08-10 23:46) 

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