道元が冒険してハラマキ到着 [theatre]
相変わらず記事をupするのが遅くなってしまいましたが、
シアターコクーンで先週末、「道元の冒険」を観てきましたv
[data]
作:井上ひさし
演出:蜷川幸雄
音楽: 伊藤ヨタロウ
出演:阿部寛、栗山千明、北村有起哉、横山めぐみ
高橋洋、大石継太、片岡サチ、池谷のぶえ、神保共子、木場勝己
東京公演:2008年7月7日(月)~28日(月) Bunkamura シアターコクーン
上演時間:1幕1時間35分、休憩15分、2幕1時間30分
会場のポスター
弟子たちが上演する劇中劇を観る道元(阿部寛)と、
警察に拘留中の新興宗教の教祖らしき男(阿部寛=2役)とが、
夢を仲立ちにして行ったり来たりするという劇構造。
劇中劇は道元の少年期(栗山千明)、青年期(北村有起哉)、
壮年期(高橋洋)の3つに分けて演じられるうえに、
寺には飛び込みの客人も次々とやってくるので、
10人の俳優で47役(!)を演じ分けなければいけません。
この見事な早変わりと、「波羅密多ソング」をはじめとする痛快な歌のパワーが、
3時間強の芝居をぐいぐいと引っぱっていきます。
以下、断片的な感想など。
よく歌いよく走る、見て聞いて楽しい音楽劇。
ただ、仏教用語たっぷりの歌詞が少々聞き取りにくい。「藪原検校」のように、電光掲示で歌詞を流してくれたらよかったな。
阿部ちゃんはよかった。黙って座禅を組んでいるだけのシーンでも、ガタイがよくて存在感があるし、狂気を含んだギョロ眼は遠目にもめだつ。
彼の歌は・・・( ̄ー ̄; 声は通るし、音程をはずすわけではなかったけど。もしかして、ほんとはすごい音痴なんじゃないだろうか。でもキャラ的に許せる(笑)
栗山千明の少年道元ははつらつとして魅力的。声も澄んでいて聞きやすい。
高橋洋の、白塗りのお公家さん(鷹司兼平)の連歌ふう長セリフに笑った笑った。でも壮年道元のパートは、せっかくの勢いが停滞してしまった感じ。「風鈴の歌」、少々しつこいかも(+_+)
木場勝己さん、裏主役と言えるほどの大活躍! この日は「波羅密多ソング」で手元が狂い、経典をばらばらに崩してしまったのはご愛嬌ということでw
夢と狂気をテーマにした芝居だと思えば、ラストのオチは想定内。ストーリーは全然違うけど、村上春樹の『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』や、「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」のラストが思い浮かんだ。切ない。
パンフレットより
この日はカーテンコールが多めだったのか、最後の幕が上がったとき、
みんなすごくうれしそうに笑っていたのが印象的でした。
なかでも、下りてくる幕と床とのすき間から、屈んで最後まで手を振っていた栗山千明。
かわいかったー♪
◆◆◆◆
さてさて本日、ほぼ日ストアから夏のハラマキが届きました
名づけて「ほぼ日のんびりハラマキ」。
(サイトはこちら→http://www.1101.com/store/haramaki/index.html)
腰痛持ちで“冷え”に弱いワタクシ、夏もハラマキは欠かせないのでございます。
「レモンツートン」は母親用、水色の「植物」が自分用。
チラ見せするのに水色がほしかったので、大満足ですw
8月1日(金)からは、数量限定で再販売がスタート。
詳しくは、こちら。↓
http://www.1101.com/store/haramaki/nonbilly/news/index.html
冷房病対策にも、おすすめですよ~♪
シアターコクーンで先週末、「道元の冒険」を観てきましたv
[data]
作:井上ひさし
演出:蜷川幸雄
音楽: 伊藤ヨタロウ
出演:阿部寛、栗山千明、北村有起哉、横山めぐみ
高橋洋、大石継太、片岡サチ、池谷のぶえ、神保共子、木場勝己
東京公演:2008年7月7日(月)~28日(月) Bunkamura シアターコクーン
上演時間:1幕1時間35分、休憩15分、2幕1時間30分
story:
時は寛元元年(1243年)。日本曹洞宗の開祖・道元によって開かれた宝林寺では、開山7周年の記念に弟子の禅僧たちによる余興『道元禅師半生記』が上演されようとしていた。
このところ道元は、ひどく頻繁に夢うつつの世界に迷い込んでしまう、夢の中で彼は彼でなく、いつの時代か、婦女暴行の容疑で拘留中のひとりの“男”になっていた。
一方、現実の世界でも道元は、既存の仏教に否定的で新仏教を立ち上げたことにより幕府や朝廷、比叡山の僧兵たちから睨まれ、その圧力に動揺を隠せない。
誠の教えを求め、悟りを開いて世情を超越したはずの道元だが、過去と現在、不可解な夢を彷徨いながら、いつしかその心を迷いの渦に絡めとられていく――。(Bunkamura公式サイトより)
弟子たちが上演する劇中劇を観る道元(阿部寛)と、
警察に拘留中の新興宗教の教祖らしき男(阿部寛=2役)とが、
夢を仲立ちにして行ったり来たりするという劇構造。
劇中劇は道元の少年期(栗山千明)、青年期(北村有起哉)、
壮年期(高橋洋)の3つに分けて演じられるうえに、
寺には飛び込みの客人も次々とやってくるので、
10人の俳優で47役(!)を演じ分けなければいけません。
この見事な早変わりと、「波羅密多ソング」をはじめとする痛快な歌のパワーが、
3時間強の芝居をぐいぐいと引っぱっていきます。
以下、断片的な感想など。
この日はカーテンコールが多めだったのか、最後の幕が上がったとき、
みんなすごくうれしそうに笑っていたのが印象的でした。
なかでも、下りてくる幕と床とのすき間から、屈んで最後まで手を振っていた栗山千明。
かわいかったー♪
◆◆◆◆
さてさて本日、ほぼ日ストアから夏のハラマキが届きました
名づけて「ほぼ日のんびりハラマキ」。
(サイトはこちら→http://www.1101.com/store/haramaki/index.html)
腰痛持ちで“冷え”に弱いワタクシ、夏もハラマキは欠かせないのでございます。
「レモンツートン」は母親用、水色の「植物」が自分用。
チラ見せするのに水色がほしかったので、大満足ですw
8月1日(金)からは、数量限定で再販売がスタート。
詳しくは、こちら。↓
http://www.1101.com/store/haramaki/nonbilly/news/index.html
冷房病対策にも、おすすめですよ~♪
道元や当時の世相などがとてもよく伝わり、そして楽しいお芝居でした。
私は早々に観てしまいましたが、今もところどころ記憶に残っています。
木場さんを中心に役者たちがフル回転という様相でしたね。
ラストは蜷川流の味付けが色濃く映りました。
ネタバレになりますが、あのテレビは現在放映中のものでしたね、それがイミシンでもあり、とても印象的でした。
教えて頂いた、村上春樹の作品を読んでみたくなりました。
いろいろと思いがありながら、何故かレビューを書かずにいます。(苦笑)
by 柴犬陸 (2008-07-26 07:41)
ポスターを見る限りではおもしろ可笑しい感じですが、内容はなかなかシュールな感じで気になります♪
阿部san・・・・・歌はともかく;;;;;w
演技はとても好きな俳優sanなのでぜひ見てみたいです(´皿`●)
by janvierm (2008-07-26 10:05)
私も腰痛持ちですので、
こんなおしゃれなのがあったら買っちゃうかも♪
最近では 骨盤のゆがみが深刻化してきて
ちょびっとマズイかも。。
冷えって 怖いですよね
by みほ (2008-07-26 10:17)
道元の冒険、阿部ちゃんが二役演じているなんて、面白そうなお芝居ですね☆
村上春樹さんの本は結構好きなんですが、ご紹介のタイトルは読んでいないので、チェック!
次回、書店に行った時、探してみたいと思います。面白そうなタイトルですし。(^-^)
ほぼ日のハラマキ、密かにチヨロギさんが購入されるかも、と思っていました♪
今回の夏バージョン、POPで素敵な水色のハラマキなんですね。チヨロギさんにぴったり。
見たら、私もちょっと欲しくなって来ました。水色というのが良いですね☆
ジーンズからチラッと見えても素敵! クーラー対策にはバッチリの一品だと思います。
by sara (2008-07-26 17:52)
栗山千明の長い髪があのヅラのなかに収まってるんですか?!!謎だ・・・
by たかち (2008-07-26 23:20)
◇柴犬陸さん◇
キャストのみなさん、たくさんの役に大忙しでしたねー!
でも、それぞれちゃんとキャラが立っていたのはさすがだなぁと思いました。
仏教とか日本史とか、よくわかっていない私でも楽しめましたしw
蜷川氏は古い作品を「いまここで上演する意味」を強く意識していて、
その想いを伝えようとするかのようなラストでしたね。
欲を言えば、もう一歩踏み込んでほしかったですけど( ̄ー ̄;
『世界の終り…』はもう20年以上前の本なので、細かい部分は忘れましたが、
「ラストが好きな小説ベスト3」に入ります。いま急に思いつきましたが(笑)
by チヨロギ (2008-07-27 00:11)
◇janviermさん◇
おもしろかったですよ~! コテコテのお笑いもたっぷり♪
阿部寛は私も好きで、彼の舞台を観るのがとても楽しみでしたw
そして第一印象は・・・身長、デカっ!(笑)
あっ、「阿部ちゃん音痴説」はあくまで私個人の勘ですので、
ここだけの話にしておいてくださいね~(; ̄ー ̄A
by チヨロギ (2008-07-27 00:12)
◇みほさん◇
みほさんも腰痛でしたか。つらいですよね~(T-T)
私はもう何年も「ほぼ日ハラマキ」を愛用していますが、
腰やおなかを冷えから守ってくれるので、とても調子がいいですv
冬はもちろん、冷房冷え冷えな夏にも欠かせません。
一年中大活躍なんですよ~♪
by チヨロギ (2008-07-27 00:13)
◇春分さん、nice!ありがとうございます。
by チヨロギ (2008-07-27 00:14)
◇saraさん◇
阿部ちゃんは二役ですが、ほかの主要キャストはもっと役が多く、
コントみたいに早変わりそれ自体で笑わせてくれます。
『世界の終りと…』は村上春樹の初期の作品です。
ケース入りの分厚い本でしたが、読みだしたらおもしろくて止まらなくなり、
最後まで一気に読んでしまいました。
ハラマキ、見抜かれてましたか(笑)
夏用に明るい色のがほしいなと思っていて、迷わずこのデザインに決めましたv
冷房ガンガンの電車の中も、これでひと安心です( ̄ー ̄)♪
by チヨロギ (2008-07-27 00:15)
◇Yuseumさん、nice!ありがとうございます。
by チヨロギ (2008-07-27 00:16)
◇たかちさん◇
よくできたヅラでしょ~(笑)坊主頭がよく似合ってました。
今日偶然ケーブルテレビで古いドラマ(『西遊記』)を見たんですが、
三蔵法師・夏目雅子の坊主頭は美しかったです!
by チヨロギ (2008-07-27 00:16)
千秋楽に行きます。
この芝居は、夢と現実の二重構造と一人数役っていうのを踏まえて見ないと、
混乱しそうですね。本を読んでおいた方がよさそうかなぁ・・・
この週末、金曜から楽日にかけてソワレ、ダブル、ダブル、マチネなんですよ。
日曜のソワレってどうよ?って感じですよね(笑)
阿部ちゃんより、裏主役の木場さんがヨレヨレになっていないか、心配です。
by 柴壱 (2008-07-27 01:57)
◇柴壱さん◇
演出にメリハリがあるので、混乱するようなことはないと思いますよv
もちろん、宗教史とか禅の思想がわかっていたほうが、
より深く楽しめるでしょうけれども・・・(; ̄ー ̄A
>日曜のソワレってどうよ?って感じですよね
ほんとですね。もひとつおまけに、「月曜の千秋楽ってどうよ?」(笑)
木場さんはとてもエネルギッシュに、生き生きと演じていました。
あ、でも経典落としそうになったのは、相当お疲れだったのかしら??
by チヨロギ (2008-07-27 23:36)
◇さとふみさん、nice!ありがとうございます。
by チヨロギ (2008-07-27 23:37)
◇Kimballさん、nice!ありがとうございます。
by チヨロギ (2008-07-27 23:38)
可愛いハラマキですよね。
by noric (2008-07-29 18:02)
◇noricさん◇
ありがとうございます♪ noricさんも、いかがですか?(*´艸`)
by チヨロギ (2008-07-29 23:47)
◇shinwaさん、nice!ありがとうございます。
by チヨロギ (2008-07-30 23:30)
◇アリスとテレスさん、nice!ありがとうございます。
by チヨロギ (2008-07-30 23:38)
◇ayaさん、nice!ありがとうございます。
by チヨロギ (2008-09-30 23:24)
はじめまして…
今夜WOWOWで録画するので 録画レートを 何分にしようかと考えて
こちらにたどり着きました。
2枚に分けるつもりなので 1時間35分のレートにします。
参考になりました、ありがとうございます。
by みっちゃんα (2008-10-03 20:06)
◇みっちゃんαさん◇
はじめまして。ご訪問ありがとうございます。
上演時間は備忘録として書いたものですが、お役に立ててよかったです。
録画はうまくいきましたでしょうか?
わざわざコメントをありがとうございました^^
by チヨロギ (2008-10-05 01:34)