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「土方歳三 最期の一日」、撮影開始 [新選組つながり]

ついさっきnovinさんのブログから、ひさびさに『新選組!』続編情報を入手して
ほくほくしております。

情報元は、NHK福島のホームページ内「キャスター通信」とのこと。
書いているのはキャスターの吾妻謙さんです。
「スタジオパークからこんにちは」の東京から今年、福島に転勤され、現在は
「会津藩預かり」の身。なんだか「組!」との因縁を感じる方ですねー。

さて、続報の内容とは、

  • タイトルは「新選組!!~土方歳三 最期の一日」
  • 放送時間は89分
  • 撮影は18日(日)スタート
  • 配役は山本耕史(土方歳三)、筒井道隆(松平容保)、
    オダギリジョー(斎藤一)、佐藤B作(永井尚志)のほか、
    新たに小橋賢児(相馬主計)、吹越満(大鳥圭介)など。
    本編で草なぎ剛が演じた榎本武揚役は片岡愛之助に

土方・斎藤・容保公3人のシーンを想像しただけで、もう胸がじーんとしてきます・・・。
副長が洋装で行列に参加するという今年の会津祭りも、行ってみたかったな。

それと、小橋賢児さんは三谷幸喜さんのミュージカル『オケピ!』(再演)で、
理想と現実のギャップに悩む若きパーカッション奏者として、
「あぁ母さーん♪」とナイーブに歌っていた坊や(失礼!)のイメージが強いんですけど、
なんと新選組最後の隊長役に。
『オケピ!』の初演でパーカッション奏者を演じたのは山本耕史さんですから、
大事な役を引き継ぐという意味でもつながっているわけで。
いかにも三谷さんらしいなという気がします。

とりあえず、本編DVDを年内に見終えるという目標の達成は絶望的ですが(-_-;)、
お正月の放送までの期間、「遠足前の子ども」気分を楽しみたいと思います。


+追記+

その後正式発表されたキャストは、こちら。↓
http://blog.so-net.ne.jp/chiyorogi/2005-09-23


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郷士たちの幕末維新史 [新選組つながり]

十津川草莽記」という本がある。
人からもらったまま放置していたこの本を急に読む気になったのは、「ひょっとして新選組出てくるかも?」というミーハーな下心からだ。

結論からいうと、十津川郷士たちは朝廷側であり、その流れで討幕軍として北越戦争にも参加したりするので、旧幕府・新選組にとっては敵方。だからこの本には、新選組の活躍も敗北も描かれていない。
隊士が出てくる数少ないエピソードのひとつは、ある郷士が京の四条・高瀬川畔を歩いていて、酔った勢いで斬り合った相手が沖田総司・斎藤一・永倉新八だったという話(強すぎ!)。もうひとつは、新政府の要人暗殺で島流しになった十津川郷士・上平主税が、新島への流人船で三代目新選組局長・相馬主計と出会い、相馬が先に赦免されるまでの約2年間、誰よりも親しく交流したというエピソードである。
本書はこの上平主税の生涯を中心に、幕末から明治にかけて中央の政争に翻弄されつづけた十津川郷士たちを描いている。

吉野の山奥に位置する十津川は、北の京都からも南の新宮からも遠く離れた陸の孤島。南北朝時代に南朝方の親王や武将をかくまったこともあって、伝統的に尊皇感情の強い土地柄である。
上平をはじめとする若き郷士たちは、ペリー来航に触発され、京に出て活躍の場を得ようと画策する。ところが、頼りにしていた梅田雲浜が「安政の大獄」で獄死し、やっとのことで御所の御親兵を命じられ初出勤の夜に「禁門の政変」が起きて何もできず、つづく「蛤御門の変」でも貧相な兵力でまったく活躍できない。新選組が鳥羽・伏見の戦いに敗れて「刀の時代は終わった」と悟ったように、京詰めの十津川郷士、とくに若手開明派は蛤御門の変で洋式武装の時代を肌で感じ、薩摩藩にアプローチするのである。
その後、洋式武装を推進する開明派と古式装備にこだわる復古派の分裂抗争なども災いして、十津川郷士は薩長中心の新政府からはじき出され、中央での活躍の場を失っていく。

彼らはもともと討幕とか攘夷とかの「思想」で動いている人たちではない。ここに見えるのは、激動の時代に乗じて歴史の表舞台に出たいと意気込む若者たちの姿だ。やはり新選組を思い起こさずにいられない。負け組になるのは歴史の必然だとしても、その一途な思いは時を越えてきらきらと輝いている。


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「新選組!」続編放送決定ですと?! [新選組つながり]

Yahoo!ニュースをなんとなく見ていたら……

「新選組!」続編、来年正月放送=NHK

NHKは25日、昨年の大河ドラマ「新選組!」のその後のストーリーを描く単発ドラマを来年1月に正月時代劇として放送すると発表した。大河の続編は初めてという。ドラマは、山本耕史が主役の土方歳三を演じるなど本編と同じキャストで、三谷幸喜が脚本を手掛ける。放送日や時間は未定。(時事通信)

うれしすぎる。

ファンの間では以前からうわさになっていたようだが、
私にとっては完全な不意打ち。まだ心臓が高鳴っております。


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「みんな、それなりに、ありがとー!」(by近藤勇) [新選組つながり]

ついに『新選組!』第弐集DVD-BOXが届き、うれしくもあり、寂しくもあり。
これでメディアへの「組!」関連の露出は急速に減っていくことだろう。
とはいえ、個人的には相変わらず余韻に浸る日々である。観るべきDVDも
たまっていることだし。フフフ。

隊士たちと別れるのが名残惜しい気がして、最近遅ればせながら2冊ほど
関連本を読んでみた。『新選組副長助勤 斎藤一』(赤間 倭子著)と、
いつの日か還る―新選組伍長島田魁伝』(中村 彰彦著)である。
斎藤一伝のほうは、史実と創造の部分がうまく溶け合っていないというか、
小説的に少しこなれていない感じがした。ただ、新選組なき後、
旧会津藩士として生きる後半生はむしろ興味深い。
これを読んでいて思い出したのが、『ある明治人の記録―会津人柴五郎の遺書』である。
会津出身の陸軍大将・柴五郎の幼少期の回顧録で、
会津落城の時はまだ10歳にすぎなかった彼の、母や姉の自刃、
父や兄とともに送られた津軽での苛酷な日々などがつづられている。
ずっと前に読んだ時は、無駄をそぎ落とした日本語の美しさ、
流れるような文章に感嘆したものだが、この誇り高き会津人が生きた明治は、
斎藤一伝を介して新選組の幕末とつながっているのだ。

島田魁伝は面白かった。朴訥で不器用な彼の人柄がとてもリアリティをもって
描かれている。親友・永倉新八も、強くて生きがよくてかっこいい。
「書物を読むのが苦手」と言っていた山口智充さんも、この永倉を読んでいたら
かなり違う人物像ができあがっていたかも。ちょっと見てみたい気がする。

関連本はまだまだ尽きないが、王道たる浅田次郎・司馬遼太郎モノは
後まわしにして、裏道・横道からこの時代をもう少し読んでみようと思う。
へそ曲がりだからね。


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「御用改めである!」[新選組!DVD到着] [新選組つながり]

いきなり届きました。「新選組!」第壱集DVD BOX。
発売日前で完璧に油断していたので、DVDだとわかった瞬間
ほほが緩んでしまい、宅配便のおじさんに妙に愛想良く
「お世話さまですぅ」なんて1オクターブ高い声で言ってしまった。恥ずかしっ。
のんびり注文したため期待していなかった先着予約特典、
誠の旗デザイン風呂敷」も入っていた。
22%割引にひかれて初めて注文した「セブンアンドワイ」だが、
私の中でかなり好感度アップ。第弐集もここで買うことにしよう。

去年は丸1年「新選組!」の世界にどっぷり浸っていたので、
放送が終わってからひと月ぐらいは放心状態。
仕事をしていても、頭の中ではエンドレスにジョン・健・ヌッツォ氏の
テーマ曲が流れ、さまざまなシーンを思い浮かべては
「いいドラマだったなー」と感慨にふけっていたものだった。
テレビドラマではあまり見るチャンスのない若手の役者さんたちの演技も
すばらしかった。もちろん三谷さんの脚本も。

そもそも時代劇や大河ドラマには全然興味がなかった。
司馬遼太郎氏の小説なども、文章がうまいし面白いとも思うのだが、
時代小説の様式美の世界になじみが薄いせいか、何か美しすぎる気がして
ピンとこないのである。
エッセイ「街道をゆく」でうちの先祖ゆかりの村がとりあげられた時も、
歴史学者の網野善彦氏が描くような山の民のダイナミズムに
激しく共感する私は、あくまで物悲しく美しい「悲劇の村」としての
描かれ方に違和感をおぼえた。村人はもっと逞しいし、しぶといのだ。

で、そこのところが「新選組!」には非常によく描かれていたと思う。
歴史的に「負けた」側の人間も、生まれた時から悲劇に向かって
一直線に生きてきたわけではない。団子も食べるし冗談も言う。
だから、近藤勇が奥さんに浮気見つかっちゃって大騒動、みたいな回も
きちんと書いてくれる三谷幸喜氏の時代劇はすごくよかった。
彼はつくづく人間が好きなんだろうなと思う。

あー、早く仕事終わらせてDVDが観たい!


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