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水郷・佐原に行ってきました [そぞろ歩き]

暑くなってからだとのんびりお散歩どころじゃなくなるので、涼しいいまのうちにと、佐原のまちに行ってきました。
市街地を流れる小野川沿いを中心に、江戸から明治の蔵造りの家並みが残る佐原。
千葉県の北東部にあって、以前は「佐原市」だったのですが、5年ほど前の市町村合併で「香取市」に。
・・・ということは、さっき検索して初めて知りました。( ̄ー ̄;

我孫子方面から利根水郷ラインに乗り、ひたすら東へ東へ。
利根川沿いに緑の水田が広がる風景は、とても美しかったです。
ときどき水田の真ん中に小さな墓地があるのがちょっと不思議でしたけど。

佐原駅を通り過ぎたあたりに、「水の郷さわら」という道の駅を発見。
川の駅を併設していて、けっこう大規模な施設です。


安くておいしそうな野菜がいっぱい! でもお化けマッシュルームは買う勇気が・・・。


大好きなトマトもこんなに~♡ 屋外のテントには、ツバメの巣がありました。(←非売品)


蚕豆とイチゴとなめこを買い込んだあと、道の駅を出発して町並み観光へ。
看板ワンコ( )に誘われて、まずは東薫酒造で酒蔵見学です。


神棚の下の額は、歴史的人物が書いた「酒」の文字を寄せ書きふうに集めたもの。
佐久間象山とか良寛とか、味のある字だなぁ。


醸造タンクの上にあるのが仕込み部屋。床に並ぶ八角形の板がタンクのふたです。


伊能忠敬記念館の後ろにある無料駐車場に車を移動して、小野川と香取街道が交差する忠敬橋を中心に歩いてみました。
川沿いはいま、柳が青々として目に鮮やか。
ちょうど「あやめ祭り」開催中で、町なかや川べりにはアヤメかハナショウブかカキツバタらしき花(←違いがわからない・・・)が咲いています。

その一方で、震災の深い傷跡も。
古い建物は瓦屋根や壁が崩れ、いくつもの家がブルーシートに覆われたまま。
川沿いはとくに液状化が激しく、遊覧船の行きかう小野川は川底の一部が隆起してしまったそうです。
それでも「がんばろう佐原の町並」を旗印に、船頭のおばちゃんも雑貨屋のおにーさんも荒物屋のおばさんも、みーんな明るかった。
復興への思いの強さを感じたのでした。






観光船にも乗りましたよ。ゆったり流れていく風景が心地よくて、思わず眠気が・・・。



途中、川の向こうから佐原囃子を演奏する「下座舟」が。てんつくてんつく、ぴーひゃらら。





ところで、この日はよっぽどロケ日和だったらしく、ふたつのロケ隊と遭遇しました。
写真はテレ朝「スーパーJチャンネル」のサヘル・ローズさんご一行。




わたしらの乗った観光船が発着所に帰ってくると、さっきとは別のロケ隊が出発するところでした。
女性レポーターの人が「いかがでしたかー?」と気さくに声をかけてきたので、「気持ちよかったですよ~♪」。
「いってらっしゃーい」と舟を送り出したあと、ほかのお客さんたちと、あれはもしかして・・・という話に。
すごく感じがよかったから気づかなかったんですけど、よくよく考えたらにしおかすみこさんだったんです。(←なんて失礼なっw)
あとで調べたら、チバテレ「熱血BO-SO TV」のロケでした。
※まさか会話中にカメラは向けられないので、にしおかさんの写真は撮れておりません。( ̄ー ̄;


そして帰り道。
佐原の街角に立っていたシニアガイドさんのおすすめで、ちょっとカフェで休憩。
見事なイングリッシュ・ガーデンの奥に埋もれるように、ガラス張りの温室のような建物が立っていました。
「cafe Sari(カフェ サリ)」です。




バラのジャムがたっぷり入った、おいしーいアイスクリーム。
もちろんバラは自家製です。





[佐原関係サイトURL]

●水の郷さわら http://www.e-sawara.com/
●香取市観光公式サイト http://www.katorishi.com/
●水郷佐原観光協会 http://www15.ocn.ne.jp/~skk/
●ぶれきめら(観光遊覧船など) http://www.kimera-sawara.co.jp/


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黒い十人の女@青山円形劇場 [theatre]

仕事がひと息ついたので、お芝居の話を。
先月末、青山円形劇場でナイロン100℃公演「黒い十人の女」を観てきました。

1961年に製作された市川崑監督の同名の映画を、KERAが舞台化したもの。
映画のほうは未見なので、原作がどの程度アレンジされているのかはわかりませんが。
とりあえず言えることは、映画を観てなくてもオモシロイぞー! ってことです。

物語の舞台は1960年代のテレビ業界。
プロデューサーの風松吉(みのすけ)は、次々と降りかかる難題もするりするりとこなしていく有能な男、しかも女にはやたらモテる。
妻(峯村リエ)のほかにベテラン女優(松永玲子)、印刷会社社長(村岡希美)、CMガール(新谷真弓)、新人歌手(中越典子)、エレベーターガール(緒川たまき)など9人の愛人がいて、みんなおたがいの存在に薄々気づいている。
移り気な風に不満を持ちながら、なぜか風と別れられない彼女たちは、「いっそ彼が死んでくれたら」と風の殺害を共謀。
妻が経営するレストランに集まった10人の女たちと、殺害計画に気づいて妻に泣きつく風。そして妻がとった驚くべき行動とは――。


まず、人形と化した登場人物たちが倉庫から運ばれてきて台座に置かれ、彼らが動きだした瞬間に舞台上の時間が1960年代に飛ぶ、という冒頭の演出が秀逸。一気に引き込まれます。
「叔母との旅」や「ハーパー・リーガン」でも堪能した小野寺修二の振付は、今回もキレのいい動きがめちゃくちゃかっこよかった。

キャストもほぼ文句なし。
みのすけの風は、全然イケメンじゃないところが妙にリアルでした。マメで、優しくて、優柔不断で。
ふわふわとした存在感のなさに、ギョーカイ人の浮ついた感じとか孤独感がよく反映されてたと思います。
女優陣も期待どおり。
肝のすわりっぷりが頼もしい妻役の峯村リエ、哀れだけど笑いを誘う女社長の村岡希美、自己チューなCMガールの新谷真弓など、女性の内面を描くのが妙にうまいKERAさんだけあって、それぞれに説得力があります。
劇の後半で展開される女たちの復讐劇にはぞくぞくしました~。(ニヤリ)

あと登場人物でちょっと気になったのが、新進女優(奥村佳恵)とアナウンサー(小林高鹿)。
アナウンサーはイケメンなのに全然モテないタイプで、劇が進むにつれて皮膚病の手がどんどん悪化して大変なことに。これっていったいどんな意味がこめられているのでしょうねー。考えすぎか。(笑)
新進女優は一見ピュアで美しいんだけど、風松吉を女にしたような軽薄さと風にはない図太さをもっている。
結局、女って怖ーい、ということですね。(←強引なまとめ)


IMG_0762.jpgIMG_0763.jpg
公演パンフレットより。
舞台となった1960年代のテレビ番組表が載ってます。
懐かしい~と思った人。歳がバレますよ。(^^;


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お散歩日和@清水公園 [そぞろ歩き]

梅雨入りのずっと前の、爽やかな晴天の日。
清水公園(千葉県野田市)に行ってきました。

野田といえばお醤油のまちとして有名ですが、ここ清水公園も野田に本社を置くキッコーマンがスポンサー。
園内にもそこはかとなくお醤油の匂いが・・・するわけないですね。(; ̄ー ̄A

ずっと前に来たときは、まだ小学生だった甥っ子たちをフィールドアスレチックで遊ばせるのが目的で、ちゃんと見物したことはありませんでした。
とても広い公園なので、今回も半分くらいしか回れなかったけど、自然豊かで木陰が多いからお散歩には最適。
リードをつければペットも連れて歩けます。
入園料も無料だし。(←ココ重要)

入り口から少し歩くと、右手に赤い仁王門が。
金乗院というお寺です。
もともとこのお寺の敷地を借りて遊園地をつくったのが、清水公園の始まりだとか。
いまはキッコーマン系列の千秋社が所有しているようです。

境内には、見ごろを過ぎた牡丹が寂しく咲いていました。(-_-)





敷地の片隅に井戸発見。野田ってまだ井戸を使っている家が多いんですよねー。




園内を歩くと、見ごろを過ぎたツツジが寂しく咲いていました。(━_━)



右の写真の真ん中に写ってるカラス。コンビニおにぎりをくわえてるの、わかりますか?
このあと、ちゃんとビニールをむいて食べたんですよ。賢ーい!


清水公園は水上アスレチックが名物で、この日も小学生女子3人組が目の前で格闘してました。
3人の運動神経には明らかな格差があって、ちょっとハラハラ。
運動音痴なもんで、うまくできない子につい感情移入しちゃうんですよー。





←女の子たちは写っていません。


最後は園芸ショップへ。
詳しくないんですけど、ハーブの種類がけっこう充実しているようです。(豚も?)




でもやっぱり、花より団子。(゚ー,゚*)


ショップではいろんな味のアイスとシャーベットを売っていて、これはミントクリームのアイスクリーム。
よくあるような歯磨きっぽい味では全然なく、ほのかにミントが香って後味爽やかでした♪


最後はキッコーマンに敬意を表して、「亀甲萬吟醸生醤油」を購入。


「ここでしか買えない」に弱いんですよねー。まだ味見はしてませんが・・・。





[おまけ]

街で見つけたキノエネ醤油の工場の看板。



「大豆専用入口」って、人間は入れないのかしら。( ̄◇ ̄;)


タグ:野田 公園
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ぼっちゃま@PARCO劇場 [theatre]

はじめはスルーするつもりだったんですけど、母が吾郎ちゃんを観たいと言うので、ダメもとで申込み。
意外にもあっさり当選して、しかも2列目センターという良席でびっくりです。
新国立の「象」は撃沈だったのになぁ。この差はなに?



[data]
パルコ・プロデュース公演「ぼっちゃま
作:鈴木聡
演出:河原雅彦
音楽&ピアノ:佐山雅弘
キャスト:稲垣吾郎、白石加代子、高田聖子、中村倫也、大和田美帆、谷川清美、福本伸一、小林健一、柳家喬太郎、梶原善
東京公演日程:2011年5月7日(土)~6月5日(日) パルコ劇場
上演時間:第1幕60分・休憩15分・第2幕75分


昭和25年の東京郊外で、旧・大地主の家に暮らす「ぼっちゃま」こと井上幸一郎(稲垣吾郎)が主人公。
父親の形見である骨董品を売ったお金で放蕩する彼を、唯一の理解者・ばあや(白石加代子)が優しく見守っている。
幸一郎はある日、日ごろ疎遠な姉(谷川清美)・弟(中村倫也)・妹(大和田美帆)との絆を深めようと彼らを呼び寄せるが、集まった3人の目的は、本家の長男幸一郎にお金を借りることだった――。

というような話なんですが、内容はもうコテコテのコメディ。
冒頭、舞台に登場する稲垣吾郎と白石加代子に拍手が起きちゃうんですよ。これは新喜劇か?(笑)
いかにもウケを狙ったセリフや演出が多くて(まあ実際よく笑いましたが)、この手の雰囲気にあまり慣れてない自分には、ちょっとおしりがモゾモゾこそばゆい感じ。
とはいえ、独特の美学と倫理観を持ち、膨大な量のセリフをハイテンションで撒き散らす主人公は、意外と(失礼)滑舌のいい吾郎ちゃんにぴったりではありました。

イケイケな世の中に反発し、かといって仕事をするわけでもなく、親の形見を売っては酒と女に費やす日々。
親父が道楽で買った器だから、その使い道として放蕩は正しいというような屁理屈を幸一郎は力説します。
むちゃくちゃなようでいて、妙に説得力もある。いわば「あぶく銭」ですからね。
愛人(高田聖子)を心から愛しているのに女遊びがやめられず、でも愛人の浮気には耐えられない。
矛盾を抱え込んで悩む幸一郎を、ありのままに全肯定するのがばあや。
AとBの選択肢があったとして、普通の人は一方を選んで迷いを切り捨てるけれども、ぼっちゃまはAもBも捨てずに持ちつづけている、そこがすばらしいんだというばあやの話(←かなり大ざっぱに端折ってます)、これまた納得できたりするのです。

白石加代子&柳家喬太郎(元太鼓持ちの骨董商役)のシニア組はさすがにうまい。軽妙かつ安定感のある演技が全体の重石になってます。
ステテコ姿の梶原善も哀愁漂っててよかったです。いちばん親近感あったかも。( ̄◇ ̄;)
あと中村倫也ってかわいいー。ちょっと注目してみようかな。

途中、「えっ、そーいう展開?!」的な幽霊シーンもありつつ、物語はハッピーエンド。
こそばゆい感じは最後まで消えなかったものの、出演者の細かい表情まで間近に見られて楽しかったです。






井上家の相関図@公演パンフレットより。
きょうだい全員、母親が違うという設定です。
そのわりに仲がいいんですけどねー。


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運河のカフェと朝市 [おいしいもの]

ひさびさにソネブロにログインしたら、ログイン画面がド派手になっててびっくり。
あと会員向け連携サービスのボタン、いつの間にか「メール」と「ブログ」の2つだけになってたんですね。
あれっ、気づいてなかったの、わたしだけ・・・?( ̄ー ̄;

5月に入ってから生活が大きく変わって、まだうまくリズムがつかめないのですが、なんとか元気です。
四谷勤務がなくなり、都内に出ることもめっきり減りました。(週一回は練○区で働いてますがw)
ということで、今日は地元千葉県のネタを2つほど。


以前、「運河のフレンチ」という記事にも書いた流山の「ブラッスリーしんかわ」。
同じ敷地内にカフェがオープンしたらしいとの情報を、近くに住む姉経由で聞きつけ、さっそく行ってきました。
万全を期して12時前に着いたら一番乗り。
「平日だもん、あたりまえだよねー」と言っていたら、あとから続々とお客さんが来て、結局満席になってしまいました。
あぶなかった・・・。(;´Д`A



ブラッスリーと同様、旅館だった建物を利用していて、外観も内装も純和風。
エアコンもやっぱりレトロでした。


軽食メニューは2品。
「グリルチキンバーガー アジア風」に惹かれながらも、パクチーがかなりきいていると聞いて断念。
「ベーコンとマッシュルームのパイ焼きキッシュ」にしました。

自家製ピクルスも美味♡


こちらは姉が注文したチキンバーガー。そんなにパクチーはきつくなかったそうです。だったら食べたかったな・・・orz


見てのとおり、どちらのメニューも量は軽め。なんたって「軽食」ですからね。
で、当然ながらデザートを注文しました。(゚ー,゚*)


「グレープフルーツとドライフルーツのコンポート」。ドライフルーツはイチジクとブドウです。かなりお酒がきいてます。
写真を撮り忘れたけど、姉がとったチーズケーキのほうもおいしかったですよー。


食後はのんびり、運河沿いをお散歩。



じつはココに行ったのがひと月前のことなので、写真はまだ桜が咲いてますね(汗)。いまは新緑が美しいです。





運河の土手にある水辺公園では、毎月第4土曜日に朝市が開かれているようです。
地元の店がいろいろ出店しているというので、ぜひ行ってみようということに。
その日(4月23日)は朝から大雨だったけど、そんなことでへこたれてちゃあ雨女は務まらない。( ̄‥ ̄)=3 フンッ
小雨になってきたのを見計らって、朝市現場に突入ー!



やっぱり人、少ないや・・・。(苦笑)
お目当てのかごや商店も見当たらず。どうやらこの日は出店をとりやめたようです。残念。
それでも農園や花屋さん、和菓子店にパン屋さんなどが雨にもめげず店を開いていました。


姉は「Cafe & Dining SLOW」の牛すじ煮と流山高等学園の木製イスを、わたしは「ジャム工房 京子さんのお店」のイチゴジャムを購入。母も木製の道具入れを買って上機嫌です。
売上げの一部は震災復興支援の義捐金として届けられるとのこと。

今度行くときには晴れるといいなー、やっぱり。





[おまけ]

ゴールデンウィークには「ブラッスリーしんかわ」のほうに行ってきました。



前菜は牛肉、メインは豚肉。どんだけ肉好きなんだ(笑)


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