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国際子ども図書館@上野公園 [そぞろ歩き]

気がつけば2007年も、あと2日で終わってしまいます。

というわけで(?)本日は、記事をアップする時機を逸してお蔵入りしかかっていたネタを、
ひとつ救済させていただければと・・・

ちょっとばかし前のことですが、上野公園の都美術館に行く用事があったついでに、
前々から見てみたいと思っていた《国際子ども図書館》に行ってきました。

 

図書館の正面外観。ガラス張りの箱のところが入り口になっています。

 

ここの建物は明治39年(1906年)に帝国図書館として建てられ、
昭和4年(1929年)に増築されたもので、
戦後は国立国会図書館の支部上野図書館として使われていました。
法改正を経て、国立初の児童書専門図書館としてオープンしたのが
いまから約7年前の2000年のこと(2002年に全面開館)。
明治期ルネサンス様式の外観・内装はそのままに、補修・復元工事が施され、
より使いやすく機能的な建物に生まれ変わりました。
改修の指揮をとったのは、安藤忠雄さんです。

 

入り口を入ったところにある、建物の模型。

 

1階から階段を見上げたところ。
真っ白な漆喰の壁と、重厚な木の階段のコントラストが目を引きます。

 

広々とした通路の部分は、平成の工事で新たに増築されたものだそうです。

 

中庭に面したガラス張りのラウンジからの眺め。
えっ、葉っぱの色が青すぎるって? 気のせいですよ、気のせい ^^;

 

階段の踊り場から。
ガラスで手すりを保護しているのは、やんちゃな子ども対策?

 

手すりばかり撮ってすみません。こういうとこ好きなもんで、つい。

 

3階のラウンジ。写真右側が「本のミュージアム」、奥が書庫になっています。

 

窓枠もいい感じ~♪

 

◆◆◆◆ 

 

本のミュージアムでは、「ゆめいろのパレットIII」が開催中でした。


さまざまな事情により作品発表の機会に恵まれない
アジア、アフリカ、ラテンアメリカ地域の芸術家を対象に、
隔年で開催される「野間国際絵本原画コンクール」。
ここではその最新の入賞作品の中から原画69枚と、
図書館所蔵品の中から約160冊の絵本が展示されています。

ミュージアム内部は、高い天井が気持ちいいし、円筒形の展示ブースも楽しい。
展示会の主な見どころと、過去の入賞作品の画像はココ↓で見られます。

もちろん、原画の迫力には到底かないませんが・・・。

たまたまのぞいてみた絵本展でしたが、すごくおもしろかったです。
ストーリーや登場人物(or動物)にお国柄を感じたり、鮮やかな色遣いにわくわくしたり、
あまりにユニークな発想に思わず笑ってしまったり。
ヘビみたいな体をした人が空を飛んでいるなぁと思ったら、その人はなんと「道」だったんです!
「道」が成長しながら旅をするお話なんて、考えもつきませんでしたよー。

なんとも間の悪いことに、1月4日までは年末年始の休館日なんですけれども、
展示会は1月13日まで開催中。入館無料ですw
絵本やアートに興味のある方は、ぜひぜひ。

 

国際こども図書館

 

◆◆◆◆

 

31日から1日は留守にしますので、これが年内最後の更新になります。

いつもご訪問くださるみなさま、ほんとうにありがとうございました。
来年もおつきあいいただけたら、とてもうれしいです。

 

Best Wishes for a Happy New Year!


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