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あっっ!という間に [身辺雑記]

少し前のことですが、近くに用があったついでに母校のクリスマス・イルミネーションを見に行ってきました。

 

 大通りから一本横道へ入ると、あとはただまっすぐ歩いていくだけの簡単な道。
ところが、途中でものすごく不安になってきました。
小汚い――、いや年季の入った食堂や小さな商店が軒を連ねていた通りに、ピカピカのレストランやおしゃれなカットハウスなんかが並んでいて、まばゆい照明を歩道に投げかけている。
道、間違えたかも? なにせ超人的な方向音痴だし。どこ歩いてるかわからないよー(ToT)
……などと独りあせっているうちに、やっと正門が見えてきたのでした。やれやれ。

近ごろ1年過ぎるのが早いなー、と思っていましたが、気がつくと5年、10年すらあっという間。
そのあいだに、溜まり場だった喫茶店も、同級生が入り浸っていた雀荘も、跡形もなく消えていました。
なんだか時の流れに取り残された浦島太郎な気分です。


さて、29日で今年最後の仕事を終えて、30日はバタバタと掃除やら買い出しやら。ここ数年は家を脱出してホテルで年越しをしていたんだけれど、今年は休みが少なくてせわしいので、ひさびさに大晦日を自分ちで過ごします。だから買い出しはおせち関係がメイン。

おせち料理はあまり好きじゃないんですが、まあ縁起物ってことで、かまぼこ・伊達巻、なます、昆布巻きなんかを買ってみました。数の子は親戚からのもらいもの、黒豆はご近所さんからのおすそ分けです。超他力本願なラインナップ!

近所の自転車屋さんでは、毎年恒例のお餅つき。
12時に行くと1人1パック、つきたてのお餅がもらえるので、腹をすかした小学生男子たちの行列に混じり、しっかりもらってきました。いーんです、年齢制限ないんだから。

 

きな粉&あんこ味。大変おいしゅうございました。


なんだか最近、記憶が混濁してしまって、「今年の10大ニュース!」とかはよく覚えていないんですけれども(苦笑)。
でも私的ニュースの第1位は、なんといってもブログ開設です。
この1年弱のあいだに当ブログを訪れてくださったみなさま、本当にありがとうございます。
すべてのコメントに感謝しています。
いつかサーバートラブルかなんかで記事が吹っ飛んだとしても、コメントだけは生き残ってほしいと切に願う今日この頃。(最近、またエラー頻発の時間帯があって心配なんですよねー。)

それでは、どうぞよいお年を!!


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「竜馬の妻とその夫と愛人」@池袋・東京芸術劇場 [theatre]

日曜日、東京ヴォードヴィルショー公演『竜馬の妻とその夫と愛人』を観に、池袋の東京芸術劇場へ行ってきました。

ヴォードヴィルショーのお芝居を観るのは今回が初めてです。
なぜ急に行きたくなったかといえば、追加公演のお知らせを見て、公演のチラシに寄せた作者・三谷幸喜さんのコメントにまんまと乗せられてしまったから。

劇団主宰である佐藤B作さんとのなれそめや、現在に至るまでの2人の関係が書かれているんですが、おかしいのはこのお芝居の映画化(『竜馬の妻とその夫と愛人』、監督・市川準)をめぐる2人のやりとり。

B作さんは、新しいキャストで行きたいという製作側の要望を知り、「自分が主役じゃなけりゃ映画化は絶対認めない」と言いました。なんて小さな男なんだろう、と思いました。……僕はがっかりしました。
……でもその日の夜中、B作さんから電話が。打って変わって哀しげな声でした。「なんだかさあ、俺、あの後、自分が無性にイヤになっちゃってな。大人気なかったわ。やっぱり三谷君の好きにしていいよ」電話の向こうのB作さんはちょっと酔っ払っていて、そしてちょっと涙声でした。
こういう人なんです、B作さんは。あまりに格好悪い。でもだからいいんです、だから彼とまた仕事がしたくなるんです。格好いい大人なんてクソ食らえです。

人間的な器のちっちゃさとガキっぽさ、ばか正直で純粋なところ。みんなひっくるめたB作さんの魅力を、じつにうまく表現した文章なのです。

ほかにも、
「そんなに好きな劇団でもないのに」
とか、
「僕の周りの人や家族たちは皆、早くあの人たちとは手を切りなさいと進言してくれるけど」
とか、まさに言いたい放題。
こういう文章ってふつう、落としておいて持ち上げるものだと思うんですけど、三谷さんが書くのは最後までB作さんの「格好悪さ」ばかり。それがかえって2人の絆を強く物語ってしまうという、なかなか楽しいコメントなのでした。


さてお芝居のほうは、坂本竜馬の妻だったおりょう(あめくみちこ)と、その現在の夫である大道商人・西村松兵衛(山口良一)、元海援隊士でおりょうの妹を妻に持つ菅野覚兵衛(佐藤B作)、おりょうの若い愛人・虎蔵(佐渡稔)の4人によるお話。
明治政府は竜馬の十三回忌を行なうにあたり、おりょうの様子を探るために覚兵衛を差し向けます。そこで覚兵衛が見たのは、定職もなく貧窮生活に甘んじる松兵衛と、酒びたりになって愛人に入れあげているおりょう。ある理由から、覚兵衛は2人をなんとか元のさやに収めようと奮闘する――というストーリーです。

のっけから、佐藤B作さんと山口良一さんによるテンポのいい応酬に引き込まれます。
途中、これは演出かなと思うんですが、B作さんのセリフがおぼつかなくなって良一さんに突っ込まれたり、あめくみちこさんが笑いをこらえていたりする場面があって、観客の爆笑を誘っていました。俳優さんたちが素を見せる一瞬というのが、一種のファンサービスになっているのかも。
山口良一さん演じる松兵衛はすごくかわいかったです。まあ、みなさんそれぞれにかわいいんですけど、松兵衛の情けなさと一途さは胸にぐっときます。
あめくさんも、とてもきれいで魅力的。クライマックスのセリフには、少しウルッときてしまいました。最近涙腺がゆるくて困るんですよねー。

パンフレットによると、三谷さんはあと1本、東京ヴォードヴィルショーのために新作を書く約束をしているとか。
「今度はね、一杯人が出て来るものにしてもらって劇団始めて以来お世話になった人、全員に出てもらいたいんだ。三〇周年とは別の集大成、命懸けのご恩返しだよ」
とB作さん。ハートの熱い人です。


この舞台を収録したDVDが、来年発売されます。

竜馬の妻とその夫と愛人

竜馬の妻とその夫と愛人

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2006/03/01
  • メディア: DVD


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クリスマス、ぎりぎりセーフ [身辺雑記]

おとといの夜のこと。
「液晶モニターが復活した」という舌の根も乾かぬうちに、今度はパソコンが起動しなくなった。
こういうことって、どうして次々と連鎖的に起こるんでしょうか? 機械同士が示し合わせたかのように、見事な連係プレーだ。

……と感心している場合ではない。

セーフモードではなんとか立ち上がったので、あわてて大事なデータをバックアップ。
うちのは兄の自作パソコンなので、メーカーサポート(?)として兄が今朝、出張修理に来た。
「こりゃOS入れなおしたほうが早いな~」なんて無情な言葉を吐きつつ、ふたを開けたり、BIOSをいじったり(……BIOSってなに?)。そうこうするうちにパソコンは復活した。助かった~!

大急ぎで年賀状ソフトを使ってせっせと年賀状づくり。プリンタが古くてスピードが遅く、全部プリントするのに何時間もかかってしまったけど、無事夕方には完了した。


で、せっかくクリスマスなので、数少ないクリスマスグッズを引っぱり出してみる。

下のキャンドルに火をつけると、中の人形がメリーゴーランドみたいにくるくる回る仕掛け。
でも全部に火をつけると、中の羊さんたちも目を回すほどの猛スピードで回転してしまうのだ。
なので、いつも火は2、3本に控えている。
そろそろ新しいキャンドルがほしくてあちこち探しているんだけど、ちょうどいい細さのがどうしても見つからない。仏壇用のロウソクでも買うしかないか? でも赤くないしなー。

中に並んでいるのは、イエスの生誕を祝福しに来る羊飼いと羊、東方の三賢者など。
みんな2~3センチのミニチュアだけど、けっこうかわいいのだ。


夕食は、クリスマスとは全然関係なく、トマトとツナのパスタ。

イタリア料理店シェフのカルミネ・コッツォリーノさんが料理番組で紹介していた「まかない料理」で、見た目はイマイチだけど、味はおいしい(自画自賛)!
材料はトマト・玉ねぎ・ツナ・ケッパー・鷹の爪・にんにくなど。味つけは塩コショウだけ。まかない料理だけに、どこにでもある材料ばかりで経済的にできているのだ。

もらいもののボジョレー。おいしかった~! 飲みきれなかったけど。


そして、真打登場。

うちにある唯一のクリスマス企画物レコード、ビング・クロスビーの『ホワイト・クリスマス』。
とりあえず縁起物だから聴いておこう、という感じで年に1回は登場する。
にぎやかな楽団の音といいコーラスの声といい、古きよきアメリカが息づいている感じだ。

ところで、ジャケットの彼の顔色がすこぶる悪いのは、あまりに古くて色褪せてしまったせいである。
ほんとはこんな顔色だったらしい。↓

ホワイト・クリスマス(紙ジャケット仕様)

ホワイト・クリスマス(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: ビング・クロスビー
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
  • 発売日: 2004/11/26
  • メディア: CD


これでなんとかクリスマスらしくなったかなー。

ではでは、すてきなクリスマスを!


液晶モニター故障&復活 [デジタル的]

ちょっと前のことなんですが、パソコンの液晶モニターが壊れてしまいました。
ふつうにメールチェックしていたら、いきなり画面が真っ暗に。
電源ランプはついているのに、なんにも映らないのです。
まだ買って3か月なのに、信ジラレマセーン(泣)。

何回か電源を入れなおしたら、やっとついたんですけど、またしばらくするとパッと消えてしまう。これじゃあ仕事になりません。

翌日の朝、買った店(ビックカメラ)の故障カウンターに電話しました。
原因はバックライトの接触不良ではないかということでしたが、すごく混んでいるので、これから修理に出すと年内は間に合わないかもって言うんですよー。
買って1か月以内なら初期不良として交換してくれるんですが、3か月なのでアウト。
来年まで1か月近く、バックアップ用のちっちゃなノートパソコンでしのぐしかないのか・・・。

ところが、お店のおにいさんが言うには、メーカー(三菱)が1年以内は出張修理してくれるらしい。直接電話したほうが対応が早いと教えてくれました。

運悪くこの日は土曜日だったので、翌週の初めにメーカーへ電話。
すると、翌日には引き取りに来てくれたうえに、代わりの液晶モニター(15インチ)を貸してくれたんです。うれしいー!

そういえば、以前使っていたブラウン管型のモニターも、買って数か月でぷつんと切れてしまい、修理に出したのでした。もう6、7年前のことで忘れていましたが、わたしってモニター運が悪いんでしょうか。それとも有害な電磁波を体から発しているんでしょうか。うーむ。

そのときは代替品貸し出しのサービスはなく、修理を終えるまでの1か月間、仕方なくパソコンなしで過ごしました。といっても、当時は仕事に使うほどではなかったので、メールを携帯に転送するだけでなんとかなりましたが。


さてさて、わが液晶モニターは約1週間後、無事帰ってまいりました。すばらしい~。

今回は本体が壊れたわけではないので、データ消滅! みたいな打撃はなかったんですけど、モニターがないと本体も使い物にならないってことをつくづく思い知らされました。

パソコンも モニターつかなきゃ ただのハコ

お粗末っ!


表参道の古い記憶・新しい時間 [そぞろ歩き]

仕事関係の忘年会で青山へ行った。場所はベルコモンズ6Fの「梅の花」。九州を中心に全国展開している湯葉と豆腐料理の店で、ほかに中華業態の「チャイナ梅の花」もあるらしい。

広い玄関で靴を脱いで上がると、曲がりくねった廊下の両側に個室がたくさん並んでいる。ビルのワンフロアを全部使いきっての贅沢な造り。高級料亭みたいだ(行ったことないけど)。
それぞれの個室はお茶室風に入り口がぐっと低くなっていて、くぐるようにして入る。酔っぱらって激突しないように用心、用心。

で、料理のほうは・・・飲み放題つきの宴会コースみたいなものだったせいか、メインが鍋料理とか牡蠣フライとか、意外とフツーなのだった。味はおいしかったんだけれど、一品の印象が薄いというか。こういう時期の宴会料理だから仕方ないのかなー。今度来るときは攻め方を変えてみよう。


この忘年会へ行く前に、少し早めに仕事を切りあげて表参道を歩いた。
地下鉄表参道駅に着くと、12月2日にオープンしたばかりの駅ナカ商業空間「エチカ表参道」が、地下1階と地下2階をあか抜けた雰囲気に一変させていた。
そのすさまじい人の波をくぐり抜けて、やっと地上に出る。

めざしたのは同潤会青山アパートの跡地再開発、「表参道ヒルズ」(またしても森ビル!)。
80年近い歴史をもつこのアパートは、蔦のからまる外壁や苔むした階段などにとても風情があって、かつての表参道の風景の重要な一部分を占めていた。

当時の建物を記録した美しい写真の数々が、フォトグラファー・兼平雄樹氏のウェブサイトで公開されている。
http://www.apartment-photo.gr.jp/text202.html

青山アパートは場所柄、ギャラリーやブティックも入居して名所となっていたが、建物の傷みが激しく、ついに建て替えられることになった。そのとき再開発事業の中心となったのが、東京都から土地の払い下げを受けていた森ビルだ。

開発推進派と建物保存派の間で計画は二転三転したようだが、この12月初めには全体がほぼ完成。通りに沿って続く全長約250メートルもの長い建物は、青山側の東棟が6階建て、原宿側の西棟が4階建てと低層になっていて、そのぶん地下は6階まである。ビル全体が地面にぐっと沈みこんだような形だ。

表参道ヒルズを設計したのは建築家の安藤忠雄氏。公式サイトによると、人々の心に残る青山アパートの原風景を残しつつ、未来に向けて再生させることが今回の大きなテーマだ。「都市の記憶をつなぐ手がかり」として、建物の高さをケヤキ並木よりも低く抑えることと、表参道の緩やかな坂道を建物の内部にとり込むことを考えたという。
まだ開業前の建物は暗いままだが、ガラス張りの外壁の内側に明かりがともれば、柔らかい光が通りを温かく照らすのだろう。たくさんの美術館や博物館を設計するなかで、建築は環境や歴史とどう関わるべきかを常に考えてきた安藤さんらしい、個性的でいて威圧感のないデザインだ。

歩道橋をわたり、通りの反対側から眺めると、ビルの水平な稜線は大きなケヤキの背後にひっそりと隠れ、その上に明るい月がぽっかり浮かんでいる。
高層ビルでギザギザに切り取られていない夜空は、とても広く感じられた。


おやいつの間に?! NHK「組!!」ページが更新 [新選組つながり]

新選組ブログ「Shinsengumi Express!!」が始まってから毎日浮かれ気分で、わたくし少々油断しておりました。

いつの間にかNHK、ドラマページを更新していたんですね。3日ぶりぐらいに見てびっくり!

トップには土方歳三を斜め後方から撮った美しいシルエットが。
新たな情報としては、土方・榎本・大鳥の箱館三人衆の写真入りプロフィールと、脚本の三谷幸喜さん・制作の安原裕人さん・演出の吉川邦夫さんからのメッセージが追加されています。読んでいると、ドラマのテーマや構成がおぼろげながら浮かび上がってきます。

記事はこちら。→http://www3.nhk.or.jp/drama/html_news_shinsen.html

ちょっとネタバレ気味ですが、気になるところをピックアップしてみると、

榎本や大鳥にとっても、土方は「一本の道」だったのではないか、それではひょっとして土方は戦に身を投じる前に榎本と大鳥に何かを託したのではないか(安原氏)

土方歳三が、最後まで死に急いでいたわけではなかったとしたら…。
そう考えてみた時、新年にお届けする正月時代劇にふさわしいテーマが見えてきました(吉川氏)

そして極めつけはこれ。

敗者だけが見ることのできる、絶望の淵から顔を覗かせた「希望」。それが僕の描きたかった「五稜郭」でした(三谷氏)

日ごとに期待がふくらんで、いまにもはちきれそうです。放送まで、あと3週間足らずですね。


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「冷や汗の向こう側」+「シアターガイド1月号」 [散読記]

楽しみにしていた三谷幸喜さんのエッセイ集。朝日新聞夕刊に連載中の「三谷幸喜のありふれた生活」第4弾だ。

三谷幸喜のありふれた生活 4 冷や汗の向こう側

三谷幸喜のありふれた生活 4 冷や汗の向こう側

  • 作者: 三谷 幸喜
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 2005/12/06
  • メディア: 単行本

新聞掲載時に読んだものが多いけれど、こうしてまとめて読むと、やっぱり『新選組!』がらみの話には懐かしさがこみ上げてしまう。
たとえば、慣れないテレビドラマの現場で演技プランを練りすぎ、かえって泥沼にはまってしまう野田秀樹さんの話(「野田さん、ドラマで四苦八苦」)。
撮影終了翌日の打ち上げでいきなり号泣し、「い、息が出来ない」と叫びながら悶え苦しむ山本耕史副長と、それを優しくいたわる香取慎吾局長の話(「局長・副長、涙で撮影終える」)。
ほぼ連日泊まりこみで働いているという美術スタッフとの食事会のエピソード(「財布と若い胃袋、深夜の攻防」)なんかも、このドラマを支えてきた現場の職人さんたちの情熱やプライドが垣間見られて、いい話だ。

巻末には、装丁とイラストを担当する和田誠さんと、友人・清水ミチコさんの特別対談が収録されている。
「三谷さんって、こんなヒト」という話題が続いていくのだが、その中に映画『THE 有頂天ホテル』の話も出てくる。
超豪華なロビーのセットを見学した和田さんは、正面の立派な柱は世界一の左官屋さんがつくったという話を聞き込んできて、それをアップで撮影していなかった三谷さんを「なんで撮さないんだ」といじめるのだ。三谷さん、けっこう傷ついて落ち込んでいたらしい。和田さんも人が悪いな(笑)。


それともう1冊、本屋さんで見つけて衝動的に買ってしまったのが『シアターガイド 2006年1月号』。だってほら、和田誠さんのこーんな表紙なんだもの。

三谷さん関係の記事は全部で10ページ程度。本人のインタビューと、舞台『12人の優しい日本人』に出演する江口洋介さん、石田ゆり子さん、生瀬勝久さん、小日向文世さんによる座談会。『THE 有頂天ホテル』の紹介ページには、伊東四朗さんのコメントも出ていた。

座談会の記事によると、稽古初日に裁判ものの映画を途中まで観て、続きを模擬陪審するというテスト(?)があったようだ。生瀬さんはガンガン攻める手法で失敗したらしく、「もう二度とあんな攻め方はしない」と悔やんでいるのがおかしい。
この稽古シーン、すごく見てみたいけど、カメラは回していないんだろうか。DVDの特典映像についていたら買っちゃうんだけどなー。議論する時って、隠れた人間性が思わず出てしまいそうだから。

今回が初舞台という江口さんの話は初々しいし、ほかの3人(特に生瀬さん)はそんな彼を温かく包み込んでいるような感じがした。なんだかファンになってしまいそうだ。・・・生瀬さんの。


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W杯組み合わせ抽選会と試合日程とマスコット [TV, event, etc.]

2006年サッカーW杯・ドイツ大会の組み合わせが決まりました。

グループA:ドイツ、コスタリカ、ポーランド、エクアドル
グループB:イングランド、パラグアイ、トリニダード・トバゴ、スウェーデン
グループC:アルゼンチン、コートジボワール、セルビア・モンテネグロ、オランダ
グループD:メキシコ、イラン、アンゴラ、ポルトガル
グループE:イタリア、ガーナ、米国、チェコ
グループF:ブラジル、クロアチア、オーストラリア、日本
グループG:フランス、スイス、韓国、トーゴ
グループH:スペイン、ウクライナ、チュニジア、サウジアラビア

と、こう書いていても「へぇ~、こんな国が出るんだ」といまごろ驚いているサッカー素人ですが、なんだかC組が「死のグループ」なんだそうですね。あとE組も。日本が入ったF組はブラジルが別格とはいえ、まあまあ(=日本が2位通過できるかも)のグループらしい。

この組み合わせ抽選会は早朝からNHKで生中継されましたが、本戦のCSでの録画放映権を持つスカパー!でも、抽選会の4時間(!)前から生中継特番を放送するという熱の入れよう。
大勢のサッカー解説者や元選手・現役選手がずらりと並んで、途中何回か選手交代しつつ、ああだこうだと延々と語り合う。スカパー!ならではのゆるゆるな、じゃなくて贅沢な企画といえましょう。わたしは途中で寝てしまいましたが。

抽選会では世界の有名選手に混じって、アジア代表として中山雅史選手がドローアーのお役目を果たしていました。
中山選手のブログによると、衣装は全身ダンヒルで固めたとのことですが、あの中途半端に派手なマフラーはいかがなものか・・・。

グループFの試合日程は、以下のとおり。( )内は日本時間です。

6月12日 オーストラリア vs. 日本 カイザースラウテルン 15時(12日22時)
6月13日 ブラジル vs. クロアチア ベルリン 21時(14日4時)
6月18日 日本 vs. クロアチア ニュルンベルク 15時(18日22時)
6月18日 ブラジル vs. オーストラリア ミュンヘン 18時(19日1時)
6月22日 日本 vs. ブラジル ドルトムント 21時(23日4時)
6月22日 クロアチア vs. オーストラリア シュツットガルト 21時(23日4時)

日本対オーストラリア戦とクロアチア戦は午後10時からと、絶妙な時間帯です。母国でのテレビ中継の放映時間が最優先されているんでしょうねー。なんたって高い放映権料払ってるんですから。
ただし、ブラジル戦の早朝4時というのは相当きついっす。


ところで、FIFAの公式サイトを見ていて大会マスコットの生い立ち(?)を初めて知りました。

紹介ページ→http://fifaworldcup.yahoo.com/06/en/e/mascot.html
フォト・ギャラリー→http://fifaworldcup.yahoo.com/06/en/e/mascot/photos/index.html

まずライオンのほうが「ゴレオ六世(GOLEO VI)」。身長2メートル30センチ・体重220キロ、ボツワナ生まれの20歳のライオンです。
ボールの名前は「ピレ(Pille)」で、2003年アディダスの工場生まれ。2004年UEFAヨーロッパ選手権の準々決勝、ポルトガル対イングランド戦で働いていたピレは、PK戦でベッカム選手に蹴られてクロスバーを越え(つまりPK失敗)、なぜかスタジアムに潜り込んでいたゴレオの手に。以来、2人はいつも一緒にいるんだそうです。

仲良しな2人のツーショット。↓
http://fifaworldcup.yahoo.com/06/en/e/mascot/photos/index.html?i=1&d=1

ゴリオくんの一輪の薔薇にはどんな意味があるのか。そして恥じらうようなピレくんの表情。
2人の行方も気になるドイツ大会、目が離せませんね。(なんのこっちゃ)


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Happy Christmas (War Is Over) [music]

年の離れた姉がいわゆるビートルズ世代で、小さいころからよくレコードを聞かされた。
好ききらい関係なく、いつもそこに「あった」という感じだ。

姉はビートルズの日本武道館での来日公演にも、学校の先生の許可をとって行ったほど熱烈なファンだったし(当時はロックのコンサートに行くなんて、「不良」のすることだったのです)、解散しても彼らが最愛のスターでありつづけたと思う。

25年前のいまごろ、ジョン・レノンは久しぶりに音楽活動を再開した。発売されたLP『ダブル・ファンタジー』を、もちろん姉も購入。当時のわたしにとって、オノ・ヨーコの曲はちょっと刺激が強かったけど、それでも一緒によく聴いた。ジョンの歌は、ヨーコが好きだ、ショーン(息子)が愛しいと、おなかいっぱいになるほど愛のメッセージにあふれていた。
その直後に、ジョンはニューヨークの自宅の前で射殺されてしまった。
アルバムA面の1曲目、「スターティング・オーヴァー」の冒頭に入る小さな鐘の音が、鎮魂の鐘に聞こえてしょうがなかったのを覚えている。

ダブル・ファンタジー

ダブル・ファンタジー

  • アーティスト: ジョン・レノン
  • 出版社/メーカー: 東芝EMI
  • 発売日: 2005/09/30
  • メディア: CD


わたしはジョンの声が好きだ。高音をシャウト気味に歌うときにちょっと割れるところとか、バラードっぽい曲を歌うときの甘えたような声とか。「ジェラス・ガイ」なんて、傷つきやすい少年が拗ねて甘えているような感じがして、胸が一杯になってしまう。
だからハッピーな歌を歌っていても、どこか切ないのだ。いまにも壊れそうなものを、大切に守ろうとしている少年のイメージが重なって見える。

「ハッピー・クリスマス(War Is Over)」もそんな曲のひとつ。ハッピーだけど、切ない。
わたしの中では間違いなくクリスマスソング・ベスト3に入る曲だ(あとの2曲は・・・これから考えます)。
そして毎年恒例のことだけど、今朝、携帯の着メロをこの曲に変えた。
来年こそWar Is Overと言える年になりますように。

決定盤 ジョン・レノン~ワーキング・クラス・ヒーロー~

決定盤 ジョン・レノン~ワーキング・クラス・ヒーロー~

  • アーティスト: ジョン・レノン
  • 出版社/メーカー: 東芝EMI
  • 発売日: 2005/09/30
  • メディア: CD


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底冷えする夜に、玉子酒&羅漢果 [買い物かご]

寒いなー。

髪を切ったら首がスースーする。
ここ半年ぐらい、切るたびに前月より確実に短くなっていて、いまわたしの髪の毛は生涯最高に短い! 季節に逆行するこのスタイルはなんなのだ。このペースでいくと、来年の夏ごろにはスキンヘッドになってしまうぞ、自分。

まあ本人は「ベリーショート」のつもりで結構気に入っているんだけど、家族にはイマイチ不評だ。
美容師さんには好評なのにー。……って、そりゃ当たり前ですわね。

困ったことに昨日ぐらいから鼻がぐすぐすしてきた。
そんなわけで、今晩は寝る前に玉子酒をぐびっと呑んで温まろうと思います。

[玉子酒のつくり方]

材料:日本酒カップ1、タマゴ1個、砂糖小さじ1~2杯

  1. 日本酒を熱燗にする。
  2. 鍋にタマゴと砂糖を入れ、よくかき混ぜる。
  3. 温めた日本酒を2の中に、タマゴが固まらないように少しずつ加え、割り箸4~5本でよく混ぜ合わせる。
  4. 鍋を弱火にかけて混ぜながら、中身にマッチで火をつけ、アルコールを飛ばす。

アルコールに弱い人は、火が消えるまでよーく混ぜましょう。割り箸は焦げますが、けっしてうろたえないように。
逆に呑ん兵衛な人は火をつけてはダメです。もったいないですからねー。
タマゴの固まり具合はお好みで。温めすぎると炒り卵みたいになってしまいます。


個人的にこの季節、もうひとつ欠かせないのが羅漢果ジュース。
羅漢果の生の実は見たことがないんだけれど、からからに乾燥させた果実を火であぶったものらしい。これを砕いて煎じると、黒豆を煮たようなやわらかい甘さになります。
(ただし、たまーにハズレも。相当苦いです)
効能は咳止めなど。市販の咳止め薬は苦手なので、重宝しています。
あと、微熱気味のときはこれをがぶ飲みすると、楽になる……ような気がする。
お店によって値段は違いますが、うちの近所の果物屋では3個500円で売っています。

[羅漢果ジュースのつくり方]

材料:羅漢果1個、水1リットル

  1. 羅漢果を手で丸ごとつぶし、粗く砕く。皮が硬いときはビニール袋に入れて、かかとでがしがし踏む。
  2. 鍋に水を入れ、その中に1を全部入れる。
  3. 中火で20分ぐらい煎じる。そのあと10分ぐらい置いておく。
  4. コーヒーフィルターを使って皮とカスをこす。できあがり~。

これを湯呑みなどに適量入れて、お湯か水で好みの濃さに薄めて飲みます。
残りは冷蔵庫に入れれば1か月ぐらいもちます。

と、人に勧めておいてなんですが、うちがずっと羅漢果を買っていたお店が取り扱いをやめてしまいました(泣)。
いま大量に買い置きしてある分がなくなったら、どうしたらよいのでしょう。困った困った。


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